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2019/07/02
【金相場】週明け1日のNY金相場は、米中首脳会談受けリスク選好意欲の高まりを背景に売りが出て反落。中心限月の8月限は1トロイオンス1389.30ドル(-24.40ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は先週末、大阪市内で会談し、両国間の貿易戦争を再び「休戦」することで合意した。米国は中国からの輸入品ほぼすべてに追加関税を拡大する制裁措置を見送る一方、両国は5月上旬から中断している貿易交渉を再開する。これを受けて、投資家のリスク回避姿勢が後退したことから、これまで安全資産として買われてきた金は売り優勢となった。また、約5年10ヵ月ぶりの高値を記録するなど、このところの急騰に対する利益確定売りが出やすかったほか、外国為替市場では対ユーロでドル高が進んだことも割高感につながり、相場の圧迫材料となった。
国内の金相場は、利確売りに押されたNY相場を映して続落。買取ベースでは1gあたり5,155(-21円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
07/02 5155円 (-21円)
07/01 5176円 (-53円)
06/28 5229円 (+14円)
06/27 5215円 (+7円)
06/26 5213円 (-42円)
06/25 5255円 (+65円)
06/24 5190円 (+55円)
06/21 5135円 (+89円)
06/20 5046円 (+20円)
06/19 5026円 (+23円) )
10日間の金相場平均価格:5,164円/g
【パラジウム相場】週明け1日のNYパラジウム相場は、米中貿易戦争の休戦でリスク選好意欲の高まりを背景に上昇。中心限月の9月限は1トロイオンス1544.70ドル(+7.10ドル)と、直近高値を抜いて、中心終値では3月21日相場以来およそ3ヶ月半ぶりの高値で取引きを終了。前週末のG20大阪サミット時の米中首脳会談において、貿易協議再開で合意し、米国の対中制裁関税第4弾が先送りされたことを受けて、投資家のリスク回避姿勢が一服。世界的に株高が広がり、パラジウムにも買いが入り堅調となった。一方、外国為替市場ではユーロ安・ドル高が進んだことで割高感が意識される場面もあったが、引き続き株高が好感され、そのまま買い優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、約3ヶ月半ぶりの高値となったNY相場を映して反発。買取では1gあたり5,740円(+27円)と、プラス圏に反転し上昇しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
07/02 5,740円 (+27円)
07/01 5,713円 (-54円)
06/28 5,767円 (+135円)
06/27 5,632円 (+27円)
06/26 5,605円 (-76円)
06/25 5,681円 (+108円)
06/24 5,573円 (+81円)
06/21 5,492円 (-65円)
06/20 5,557円 (+17円)
06/19 5,540円 (+108円)
10日間のパラジウム相場平均価格:5,630円/g
13:35現在の金相場は1トロイオンス1393.45ドル、パラジウムは1542.90ドル、為替は1$108円37銭前後の値動きで推移しております。