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2019/07/19

【金相場】18日のNY金相場は、世界的な株安の流れや、リスク回避目的から買われ続伸。中心限月の8月限は1トロイオンス1428.10ドル(+4.80ドル)と、年初来高値を抜いて、中心終値では2013年5月13日相場(1434.30ドル)以来およそ6年2ヶ月ぶりの高値を記録して取引きを終了。この日の金相場では、ドル安に背景に買いが先行し時間外取引より上昇した。その後、通常取引きに入ると、発表された米フィラデルフィア地区連銀業況指数が良好な内容となった事から、ドル安の流れが一服。金は相場を圧迫され上げ幅を縮小するも、世界的な株安の流れの中でリスク回避目的から買い支えられ、終値では一代高値を更新して取引きを終えた。
引け後ではニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が講演で、金融緩和に前向きな姿勢をみせ、米連邦準備理事会(FRB)が大幅利下げに踏み切るとの思惑が強まったほか、トランプ米大統領が「米海軍の艦船がペルシャ湾のホルムズ海峡でイランの無人偵察機を撃墜した」と述べたことから、安全逃避の買いが一段と強まり金相場は急伸。一時1448ドル台と2013年5月以来およそ6年ぶりの高値水準まで上げ幅を拡大した。

国内の金相場は、引け後に一段高となったNY相場を映して上伸。買取ベースでは1gあたり5,322円(+33円)と、大台の5,300円台を突破。先週11日に付けた過去最高値を更新し、史上最高値を記録するなど価格水準を切り上げる展開となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

07/19  5322円 (+33円)

07/18  5289円 (+60円)

07/17  5229円 (-25円)

07/16  5254円 (+4円)

07/12  5250円 (-50円)

07/11  5300円 (+74円)

07/10  5226円 (+12円)

07/09  5214円 (+9円)

07/08  5205円 (-37円)

07/05  5242円 (-6円)

10日間の金相場平均価格:5,253円/g


【パラジウム相場】18日のNYパラジウム相場は、世界的な株安の流れや、ドル安一服、利益確定売りに押され反落。中心限月の9月限は1トロイオンス1511.90ドル(-31.30ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、アジアや欧州など世界的な株安を受け、投資家心理が後退した事から序盤より売りが先行し軟調に推移した。また、発表された米国経済指標を受け、外国為替市場ではドル安が一服した事も圧迫材料となったほか、このところの高値推移に対する利確売りも出やすかった。
通常取引き終了後では、ニューヨーク連銀総裁やトランプ米大統領の発言を受けて、ドル安進行から、やや買い戻される展開となった。

国内のパラジウムは、利確売りに押されたNY相場を映して反落。買取では1gあたり5,605円(-76円)と、マイナス圏での値動きとなりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

07/19  5,605円 (-76円)

07/18  5,681円 (+6円)

07/17  5,675円 (-114円)

07/16  5,789円 (-27円)

07/12  5,816円 (-86円)

07/11  5,902円 (+113円)

07/10  5,789円 (-10円)

07/09  5,810円 (±0円)

07/08  5,810円 (+37円)

07/05  5,773円 (-27円)

10日間のパラジウム相場平均価格:5,765円/g


12:00現在の金相場は1トロイオンス1448.70ドル、パラジウムは1532.05ドル、為替は1$107円56銭前後の値動きで推移しております。