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2020/02/13

【金相場】12日のNY金相場は、横ばい圏ながら買い戻しが入り小反発。中心限月の4月限は1トロイオンス1571.60ドル(+1.50ドル)と、小幅ながらプラスに転じて取引きを終了。中国政府は12日、新型コロナウイルスによる肺炎で、同日午前0時時点で、1113人が死亡し、4万4653人が感染したと発表した。ただ、新たに確認された感染者数が2日連続で減少したことから、市場では感染拡大がピークを迎えつつあるとの観測が台頭。この日は世界的に株価が上昇するなど、リスク選好の動きが強まる中で金は下押され、序盤は売り優勢となった。一方、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長はこの日、上院銀行委員会で2日目の議会証言に臨み、新型肺炎の影響が中国のみならず、米国経済に波及する可能性があると再び警告。金商品はこうした見解を手掛かりに買い戻され、小幅ながらプラス圏に切り返した。

国内の金相場は、小幅高に振れたNY相場を映して反発。買取ベースでは1gあたり6,047円(+10円)と、プラス圏に転じ上昇しました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

02/14  6047円 (+10円)

02/13  6037円 (-16円)

02/10  6053円 (+18円)

02/07  6035円 (+40円)

02/06  5995円 (+36円)

02/05  5959円 (-44円)

02/04  6003円 (-33円)

02/03  6036円 (+27円)

01/31  6009円 (-14円)

01/30  6023円 (+26円)

10日間の金相場平均価格:6,020円/g


【パラジウム相場】12日のNYパラジウム相場は、供給逼迫への警戒感やテクニカル要因から買いが入り急騰。中心限月の3月限は1トロイオンス2322.50ドル(+56.80ドル)と、大台の2300ドル台に回復し、先週5日相場以来およそ1週間ぶりの高値に戻して取引きを終了。中国での新型肺炎の感染者数は増え続けているが増加幅は足元で縮小している。感染拡大への懸念が緩和した事から、投資家のリスク選好意欲の高まりを受け世界的に株高となる中、米国株式市場ではダウ工業株30種平均が過去最高値を上回って推移し、同じリスク資産とされるパラジウムにも買いが入り堅調となった。また、英国ジョンソン・マッセイ(JM)による供給不足の見通し発表を受け、上げ幅を拡大。テクニカルな買いも巻き込み、相場は一時2329.60ドルと歴代最高値圏内まで浮上した。その後、ドル高に上値を抑えられるも、堅調地合いを維持しそのまま高値圏で取引きを終えた。
需給バランスの観点から現在パラジウムは史上最高値圏で推移するなど高騰中。昨年12月からの上げ幅では+497.80ドル(+21.4%)と、価格水準を切り上げて推移中している。

国内のパラジウムは、急騰したNY相場高を映し大幅続伸。買取では1gあたり9,119円(+137円)と、再度9,000円台に値戻し、6日相場(約1週間)ぶりの高値となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

02/14  9119円 (+137円)

02/13  8982円 (+77円)

02/10  8905円 (-231円)

02/07  9092円 (-231円)

02/06  9323円 (+66円)

02/05  9257円 (+446円)

02/04  8811円 (+192円)

02/03  8619円 (-135円)

01/31  8754円 (-38円)

01/30  8792円 (+30円)

10日間のパラジウム相場平均価格:8,965円/g


12:20現在の金相場は1トロイオンス1575.90ドル、パラジウムは2310.45ドル、為替は1$109円93銭前後の値動きで推移しております。