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2020/02/17

【金相場】週末14日のNY金相場は、リスク回避目的や米国長期金利の伸び悩み、ドル高が一服したことを意識した買いが入り3日上伸。中心限月の4月限は1トロイオンス1586.40ドル(+7.60ドル)と、2013年4月1日(約6年10ヶ月)ぶりの高値を付けた先月30日相場(1589.20ドル)以来、およそ3週間ぶりの高値で取引きを終了。新型コロナウィルスによる感染の終息が見通せない中、米国株式相場が下落するなど投資家心理がやや弱気に傾き、リスク回避姿勢の強まりから、相対的に安全資産とされる金が買われた。また、1月の米国鉱工業指数や小売売上高が冴えない内容となった事で、ドル高が一服した事も買い材料となり上げ幅を拡大した。ただ、17日の週明けのニューヨーク市場が休場となるなど連休を控えていた事もあり積極的な商いは手控えられ、買い一巡後は小動きな展開となった。

国内の金相場は、リスクオフムードから買いが優った週末のNY相場を映して上伸。買取ベースでは1gあたり6,085円(+17円)と、3営業日続伸。前営業日に続き連日で歴代高値を上抜いて、史上最高値を再更新しました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

02/17  6085円 (+17円)

02/14  6068円 (+21円)

02/13  6047円 (+10円)

02/12  6037円 (-16円)

02/10  6053円 (+18円)

02/07  6035円 (+40円)

02/06  5995円 (+36円)

02/05  5959円 (-44円)

02/04  6003円 (-33円)

02/03  6036円 (+27円)

10日間の金相場平均価格:6,032円/g


【パラジウム相場】週末14日のNYパラジウム相場は、前日の高値記録更新に対する反動から利確売りに押され反落。中心限月の3月限は1トロイオンス2316.70ドル(-34.30ドル)と、5営業日ぶりに値を下げ、上値追い一服で取引きを終了。前日には歴代高値を上抜き、史上最高値を更新するなど一段高となった事から、この日は概ね利益を確定する動きが旺盛となり反落。また、米国株が下げるなどリスクオフムードとなった事や、連休を控えた持ち高調整、発表された米国の鉱工業生産指数・小売売上高が共に冴えない内容となった事も材料視され、この日は5営業日ぶりに反落となった。

国内のパラジウムは、引け後の戻しからプラス圏に反転し4日続伸。買取では1gあたり9,317円(+22円)と、6日相場(約2週間)ぶりの高値となり、同日ぶりに9,300円台に値戻す展開となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

02/17  9317円 (+22円)

02/14  9295円 (+176円)

02/13  9119円 (+137円)

02/12  8982円 (+77円)

02/10  8905円 (-231円)

02/07  9092円 (-231円)

02/06  9323円 (+66円)

02/05  9257円 (+446円)

02/04  8811円 (+192円)

02/03  8619円 (-135円)

10日間のパラジウム相場平均価格:9,072円/g


13:15現在の金相場は1トロイオンス1586.40ドル、パラジウムは2354.70ドル、為替は1$109円85銭前後の値動きで推移しております。