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2020/02/26

【金相場】25日のNY金相場は、前日までの連騰の後を受けて利益確定の売りが優勢となり、9営業日ぶりに反落。中心限月の4月限は1トロイオンス1650.00ドル(-26.60ドル)と、前日の上げ幅を戻して取引きを終了。新型コロナウイルスの感染拡大をめぐるリスク回避姿勢の強まりを背景に、金相場は前日までの8営業日で106.50ドル(6.78%)上昇。中心終値では2013年2月6日相場以来およそ7年ぶりの高値を更新するなど急騰していた。この日は急ピッチの上昇の後を受けて、ひとまず利益を確定する動きが優勢となりマイナス圏での値動きとなった。中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎が世界各地に拡大し景気下押し懸念が増幅。先行きが見通せない中、「安全資産」としての金需要はなお底堅く、一段の上昇を見込む声も。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)が3月の金融会合で政策金利を引き下げるとの観測が浮上しており、市場は利下げを織り込み始めているもよう。

国内の金相場は、利確売りからNY相場の連騰が一服した事を映し9営業日ぶりに反落。買取ベースでは1gあたり6,336円(-61円)と、前日までの高値記録更新の流れが一服し、本日はマイナス圏での値動きとなりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

02/26  6336円 (-61円)

02/25  6397円 (+42円)

02/21  6355円 (+92円)

02/20  6263円 (+104円)

02/19  6159円 (+59円)

02/18  6100円 (+15円)

02/17  6085円 (+17円)

02/14  6068円 (+21円)

02/13  6047円 (+10円)

02/12  6037円 (-16円)

10日間の金相場平均価格:6,185円/g


【パラジウム相場】25日のNYパラジウム相場は、前日の下げに対する反動やテクニカルな買いが膨らみ急反発。中心限月の3月限は1トロイオンス2647.80ドル(+126.50ドル)と、再度2600ドル台に乗せ、中心終値では前週末21日に記録した歴代高値(2605.40ドル)を大きく上抜き、史上最高値を更新して取引きを終了。このところの連騰を受け、前日24日は目先の利益を確定する動きが出た事から売り優勢で推移していた。その反動からこの日は時間外取引きより買い戻しが活発化。安値拾いや押し目を買われ堅調となった。一方、新型コロナによる肺炎の感染者数が中国外でも急増するなか、25日は米疾病対策センター(CDC)は「米国でのまん延に備えるべきだ」と呼びかけると、市場ではリスク回避姿勢が台頭。世界的に供給網の混乱や、企業業績への悪影響が出るとの懸念が強まる中で、米国株が下げ幅を広げるとパラジウムも連られる場面もあった。しかし、供給逼迫への警戒感が依然根強く、加えて外国為替市場ではドル安に振れた事もあり、下げ一巡後は大きく買い戻され、そのまま一代高値を更新して引けた。
供給不足の観点から現在パラジウムは史上最高値を連日で更新するなど高騰中。昨年12月からの上げ幅では+791.60ドル(+29.8%)と、価格水準を一段切り上げて推移している。

国内のパラジウムは、急反発し最高値記録を更新するなど一段高となったNY相場を受け堅調な展開に。買取では1gあたり10,417円(+143円)と、円高に振れるも3営業日ぶりに値を上げ、反発しました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

02/26  10417円 (+143円)

02/25  10274円 (-358円)

02/21  10632円 (-115円)

02/20  10747円 (+682円)

02/19  10065円 (+412円)

02/18  9653円 (+336円)

02/17  9317円 (+22円)

02/14  9295円 (+176円)

02/13  9119円 (+137円)

02/12  8982円 (+77円)

10日間のパラジウム相場平均価格:9,850円/g


11:20現在の金相場は1トロイオンス1647.20ドル、パラジウムは2597.05ドル、為替は1$110円40銭前後の値動きで推移しております。