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2020/02/28
【金相場】27日のNY金相場は、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大懸念が広がる中、利益確定の売りが優勢に。中心限月の4月限は1トロイオンス1642.50ドル(-0.60ドル)と、横ばい圏ながら小幅安に振れ3営業日続落して取引きを終了。前日に続き金商品は利益確定の売りが先行。ただ、世界的な感染拡大への警戒を背景に投資家のリスク回避姿勢は根強く、安全資産としての金には一定の需要があり下げ一巡後は買い戻しが入り上昇。また、ドル安進行による割安感も意識され、金買いを誘った面もあったほか、米連邦準備制度理事会(FRB)が追加利下げに踏み切るとの観測も金を支える要因となった。
国内の金相場は、横ばいながら小幅安に振れたNY市場を映し反落。買取ベースでは1gあたり6,310円(-54円)と、マイナス圏に転じ反落しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
02/28 6310円 (-54円)
02/27 6364円 (+28円)
02/26 6336円 (-61円)
02/25 6397円 (+42円)
02/21 6355円 (+92円)
02/20 6263円 (+104円)
02/19 6159円 (+59円)
02/18 6100円 (+15円)
02/17 6085円 (+17円)
02/14 6068円 (+21円)
10日間の金相場平均価格:6,244円/g
【パラジウム相場】27日のNYパラジウム相場は、米国株が大幅続落するなどリスク回避姿勢が強まるも、供給逼迫への警戒感から買いが殺到し急伸。中心限月の6月限は1トロイオンス2711.70ドル(+44.90ドル)と、3営業日続伸し、前人未到の2700ドルを突破。中心終値では前日相場に引き続き、歴代最高値を更新して取引きを終了した。供給不足を背景に前日まで連日で高値追いの様相となり急騰していたパラジウムは、この日も序盤より堅調地合いとなり時間外取引きより上昇した。一方、新型コロナの感染拡大への懸念から、米国株式は大幅続落となるなど世界的な株安が進行。リスク回避の強まりから、パラジウムも連れて下押される場面もあったが、ドル安による割安感や押し目を買われ、再度上昇に転じると相場は一時2790ドル圏内まで急騰する場面もあった。
供給不足の観点から現在パラジウムは2700ドルを突破するなど史上最高値を連日で更新し高騰中。昨年12月からの上げ幅では+881.50ドル(+32.5%)と、価格水準を一段切り上げて推移している。
国内のパラジウムは、一代高値を再更新したNY相場を映し上値追いが継続。買取では1gあたり10,923円(+71円)と、3日続伸し、連日で最高値記録を更新。11,000円圏内まで浮上しました。現在、供給逼迫を受け高騰しているパラジウムは、昨年末より本日までに1gあたり+3,608円(+33%)と、一段高で推移中。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/28 10923円 (+71円)
02/27 10852円 (+435円)
02/26 10417円 (+143円)
02/25 10274円 (-358円)
02/21 10632円 (-115円)
02/20 10747円 (+682円)
02/19 10065円 (+412円)
02/18 9653円 (+336円)
02/17 9317円 (+22円)
02/14 9295円 (+176円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,218円/g
12:25現在の金相場は1トロイオンス1652.05ドル、パラジウムは2670.55ドル、為替は1$109円08銭前後の値動きで推移しております。