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2020/03/27
【金相場】26日のNY金相場は、米国雇用関連指標の悪化やドル安などを手掛かりに買いが優勢となり反発。中心限月の4月限は1トロイオンス1651.20ドル(+17.80ドル)と、プラス圏に転じて取引きを終了。米労働省が早朝に発表した21日までの1週間の新規失業保険申請件数は、新型コロナウイルス感染拡大が直撃し、328万3000件と前週(28万2000件)から劇的に増加。現行方式で最多だった1982年10月(69万5000件)を大幅に上回り、歴史的な高水準となった。雇用情勢の急激な悪化が示されたとして金商品には買いが入り、相場は朝方に一時1672.50ドルまで上昇。加えて、外国為替市場ではドルがユーロなど主要通貨に対して軟化したこともドル建て商品の割安感につながった。一方で、週間新規失業保険申請件数を巡っては一部で400万人前後の増加を見込む向きがあったほか、米国では2兆ドル規模の大型経済対策案の成立期待が支えとなり、この日は米国株が大幅続伸。このため、買い一巡後は上げ幅を縮小する展開となった。
国内の金相場は、海外相場高を映すも、為替が円高に傾斜した事を受けマイナス圏での値動きに。買取ベースでは1gあたり6,189円(-29円)と、続落しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
03/27 6189円 (-29円)
03/26 6218円 (-138円)
03/25 6356円 (+264円)
03/24 6092円 (+296円)
03/23 5796円 (+114円)
03/19 5682円 (-114円)
03/18 5796円 (+148円)
03/17 5648円 (-168円)
03/16 5816円 (-21円)
03/13 5837円 (-212円)
10日間の金相場平均価格:5,943円/g
【パラジウム相場】26日のNYパラジウム相場は、前日までの急騰を受けた反動から利確売りに押され6営業日ぶりに反落。中心限月の6月限は1トロイオンス2226.10ドル(-21.50ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。前日は460.70ドル高(+20%)と、1日の上げ幅では過去最大となり、大台の2000ドルを突破し2200ドル台に浮上するなど暴騰した反動から、この日はアジア時間より利益を確定する売りが先行。また、発表された米国の雇用関連指数(週間新規失業保険申請件数)が悪化した事もあって、相場は一時2100ドル台の水準まで軟化した。しかし、売りが一巡すると次第に買い戻しに反転。ドル安基調や米国をはじめ世界で新型コロナウイルス対策が進展するとの期待感や、米国株の大幅続伸、金の上昇を受け、パラジウムにも買いが入り下げ幅を縮小する展開となった。
国内のパラジウムは、利確売りに押されたNY相場を映し上値追いが一服。買取では1gあたり8,938円(-170円)と、7営業日ぶりに値を下げ、マイナス圏に転じました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/27 8938円 (-170円)
03/26 9108円 (+1452円)
03/25 7656円 (+753円)
03/24 6903円 (+638円)
03/23 6265円 (+17円)
03/19 6248円 (+27円)
03/18 6221円 (+94円)
03/17 6127円 (-435円)
03/16 6562円 (-214円)
03/13 6776円 (-1601円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,080円/g
12:30現在の金相場は1トロイオンス1633.15ドル、パラジウムは2212.85ドル、為替は1$108円38銭前後の値動きで推移しております。