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2020/04/02
【金相場】1日のNY金相場は、全体的に小動きな展開となる中、小幅安で推移。中心限月の6月限は1トロイオンス1591.40ドル(-5.20ドル)と、3営業日続落して取引きを終了。米サプライ管理協会(ISM)がこの日朝方に発表した3月の米製造業景況指数は49.1(前月50.1)と、景気拡大と縮小の節目とされる50を3カ月ぶりに下回ったほか、米民間雇用サービス会社のADP(オートマティック・データ・プロセッシング)が発表した3月の全米雇用報告も、非農業部門の民間就業者数が前月比2万7000人減と、2017年9月以来2年半ぶりに就業者数がマイナスとなった。新型コロナウイルスの世界的流行が深刻化する中、こうした低調な内容の米経済指標を受けて景気減速懸念が高まり、安全資産とされる金に「質への逃避買い」が入った。ただ、対ユーロでドル高が進んだ事や、引けにかけては他の貴金属相場に追随する形で軟調に推移し、結局小幅安で取引きを終えた。
国内の金相場は、引け後の海外相場の戻しや為替が円安に傾斜した事を受けプラスサイドに反転。買取ベースでは1gあたり5,965円(+53円)と、6営業日ぶりに値を上げ反発しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
04/02 5965円 (+53円)
04/01 5912円 (-174円)
03/31 6086円 (-12円)
03/28 6098円 (-91円)
03/27 6189円 (-29円)
03/26 6218円 (-138円)
03/25 6356円 (+264円)
03/24 6092円 (+296円)
03/23 5796円 (+114円)
03/19 5682円 (-114円)
10日間の金相場平均価格:6,039円/g
【パラジウム相場】1日のNYパラジウム相場は、前日の急騰に対する反動売りや、低調な米経済指標を受けた株安進行を背景に圧迫されマイナス圏に反転。中心限月の6月限は1トロイオンス2140.80ドル(-164.00ドル)と反落し、売り優勢で取引きを終了。前日急騰して引けた後、高値反動から時間外取引きのアジア時間では売り戻しが優勢となり上げ幅を消化してスタート。その後、発表されたドイツの2月小売売上高がまずまずな内容となった事から、相場は次第に買い戻しに反転し2288ドルまで上昇した。しかし、新型コロナウイルス感染による米国の死者数が拡大するとの予測が報じられたほか、発表された米国経済指標(3月米製造業景況指数、3月ADP雇用統計)が、それぞれ冴えない内容となった事を受け米国株が下げ幅を広げると、パラジウムも相場を圧迫され、結局マイナス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、マイナスサイドに転じたNY相場を映し続落。買取では1gあたり8,613円(-259円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
04/02 8613円 (-259円)
04/01 8872円 (-49円)
03/31 8921円 (+203円)
03/30 8718円 (-220円)
03/27 8938円 (-170円)
03/26 9108円 (+1452円)
03/25 7656円 (+753円)
03/24 6903円 (+638円)
03/23 6265円 (+17円)
03/19 6248円 (+27円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,024円/g
11:50現在の金相場は1トロイオンス1592.05ドル、パラジウムは2217.30ドル、為替は1$107円48銭前後の値動きで推移しております。