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2020/04/10
【金相場】9日のNY金相場は、米国の週間新規失業保険申請件数が3週連続で桁外れの高水準となった事を受け買いが殺到。中心限月の6月限は1トロイオンス1752.80ドル(+68.50ドル)と、節目の1700ドルを超え、中心終値では2012年10月以来(およそ7年6ヶ月ぶり)の高値で取引きを終了。米労働省が朝方発表した4日までの1週間の失業保険申請件数は660万6000件と、過去最多だった前週(686万7000件)に次ぐ高水準となった事を受け、金は逃避目的から買いが入り上昇した。また、米連邦準備制度理事会(FRB)はこの日、中小企業や自治体の資金繰り支援として最大2兆3000億ドルの大規模な資金供給を行うと発表。世界各国の中央銀行の緩和的な金融政策を背景に、金市場に資金が流入するとの見方も買いを誘い上げ幅を拡大。相場は一時1754.50ドルを付けるなど急騰した。途中、株高を受け上値追い一服となるも、引き続き買い優勢の流れは変わらず、この日は2012年10月ぶりの高値で引けた。
国内の金相場は、一段高となったNY相場を映し急伸。買取ベースでは1gあたり6,361円(+98円)と、直近高値を上抜いて、史上最高値を記録した2月25日相場(6,397円)以来およそ1ヶ月半ぶりの高値となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
04/10 6361円 (+98円)
04/09 6263円 (+19円)
04/08 6244円 (-85円)
04/07 6329円 (+164円)
04/04 6165円 (+91円)
04/03 6074円 (+109円)
04/02 5965円 (+53円)
04/01 5912円 (-174円)
03/31 6086円 (-12円)
03/28 6098円 (-91円)
10日間の金相場平均価格:6,150円/g
【パラジウム相場】9日のNYパラジウム相場は、売り買いが交錯する中、米連邦準備制度理事会(FRB)の資金供給や、株高が好感され3日続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス2110.00ドル(+14.80ドル)と、先週2日相場以来(1週間ぶり)の高値で取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優勢となった前日相場の流れを継続し、序盤より買いが先行した。しかし、全体的に値動きは荒く売り買いが交錯。朝方発表された米国の週間新規失業保険申請件数が661万件と、3週連続(3週間の合計は約1680万件)で桁外れの増加を示し、新型コロナウイルス感染拡大による経済活動停止の影響が、あらためて浮き彫りとなると、相場は売り優勢に反転した。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)が、中小企業や自治体の資金繰り支援として最大2兆3000億ドルの大規模な資金供給を行うと発表されると、相場はプラス圏に再浮上。株高や押し目買いから上げ幅を拡大し、結局この日も買い優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、買い優勢となったNY相場を映すも、引け後の戻りや為替動向を受けマイナス圏に反転。買取では1gあたり8,327円(-72円)と、値を下げ続落しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
04/10 8327円 (-72円)
04/09 8399円 (-27円)
04/08 8426円 (+60円)
04/07 8366円 (±0円)
04/06 8366円 (-55円)
04/03 8421円 (-192円)
04/02 8613円 (-259円)
04/01 8872円 (-49円)
03/31 8921円 (+203円)
03/30 8718円 (-220円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,543円/g
12:45現在の金相場は1トロイオンス1745.20ドル、パラジウムは2094.30ドル、為替は1$108円43銭前後の値動きで推移しております。