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2020/04/17
【金相場】16日のNY金相場は、利確売りやドル高に圧迫されマイナス圏での値動きに。中心限月の6月限は1トロイオンス1731.70ドル(-8.50ドル)と、続落して取引きを終了。このところの急騰に対する利益確定を目的とした売りが続いており、金商品は前日15日の流れを引き継ぎ安寄りした。一方、米労働省が朝方発表した新規の週間失業保険申請件数は524万5000件と、市場予想は下回ったものの依然高水準な結果に。3月中旬からのここ1カ月の累計は約2200万件に上っており、新型コロナウイルスの感染拡大が雇用情勢に悪影響を及ぼしている現状が改めて裏付けられた。さらに、米フィラデルフィア連銀が発表した4月の地区製造業景況指数は-56.6と、前月の-12.7から一段と低下した。こうした米国経済指標の悪化を背景に、投資家心理が後退する中で金商品は逃避目的から買われ上昇。株安の流れや押し目買いもあって相場はプラス圏に浮上する場面もあった。しかし同時に、外国為替市場では安全資産とされるドルが主要通貨に対して買われ、ドル建てで取引される金商品に割高感が生じた事で、金相場は頭を抑えられる展開となった。
国内の金相場は、利確売りに押されたNY相場を映し反落。買取ベースでは1gあたり6,441円(-13円)と、値を下げマイナスサイドに転じました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
04/17 6441円 (-13円)
04/16 6454円 (+6円)
04/15 6448円 (-14円)
04/14 6462円 (+69円)
04/13 6393円 (+32円)
04/10 6361円 (+98円)
04/09 6263円 (+19円)
04/08 6244円 (-85円)
04/07 6329円 (+164円)
04/04 6165円 (+91円)
10日間の金相場平均価格:6,356円/g
【パラジウム相場】16日のNYパラジウム相場は、売り買いが交錯する中、低調な米国経済指標や、ドル高・株安を背景に相場を圧迫され続落。中心限月の6月限は1トロイオンス2120.70ドル(-32.90ドル)と、売り優勢で取引きを終了。この日のパラジウムは、前日の下げに対する反動から時間外取引では買い戻しが入り上昇した。しかし、発表された米国経済指標(4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数・週間新規失業保険申請件数)が、低調な結果となった事から相場は次第に売り優勢に反転。軟調スタートとなった米国株や、ドル高も圧迫材料となり、この日もマイナス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、NY相場の下げを映すも引け後の戻りや為替要因からプラス圏に反転し上昇。買取では1gあたり8,333円(+44円)と、4営業日ぶりに値を上げ反発しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
04/17 8333円 (+44円)
04/16 8289円 (-22円)
04/15 8311円 (-60円)
04/14 8371円 (-209円)
04/13 8580円 (+253円)
04/10 8327円 (-72円)
04/09 8399円 (-27円)
04/08 8426円 (+60円)
04/07 8366円 (±0円)
04/06 8366円 (-55円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,377円/g
12:00現在の金相場は1トロイオンス1727.55ドル、パラジウムは2152.30ドル、為替は1$107円71銭前後の値動きで推移しております。