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2020/05/08
【金相場】7日のNY金相場は、前日までの下げに対する反動や、低調な米国経済指標を背景に買い意欲が旺盛となり急反発。中心限月の6月限は1トロイオンス1725.80ドル(+37.30ドル)と、3営業日ぶりに上昇し、中心終値では4月24日相場(1735.60ドル)以来およそ2週間ぶりの高値に戻して取引きを終了。軟調となった前日相場を受けて、この日は値頃感から時間外取引きより買い戻しが先行した。また、米労働省が朝方発表した週間の新規失業保険申請件数は316万9000件と、前週よりは落ち着きを見せるも、7週連続で300万件を超えるなど依然として高い水準で推移。3月中旬から7週間の累計は3300万件を超えるなど記録的な失業数となったほか、同省発表の1-3月期の非農業部門の労働生産性(速報値)は前期比2.5%低下し、マイナス幅は2015年10-12月期(2.9%低下)以来の大きさとなった。こうした低調な経済指標を背景に金への逃避需要が高まった事や、明日8日に発表される米雇用統計も急激な悪化が見込まれている事から、リスクヘッジ目的として金を求める動きが広がった。
国内の金相場は、低調な米国経済指標を背景に買いが強まったNY相場を受け大幅反発。買取ベースでは1gあたり6,401円(+101円)と、4営業日ぶりに値を上げ、プラス圏に反転しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
05/08 6401円 (+101円)
05/07 6300円 (-129円)
04/27 6504円 (-12円)
04/24 6516円 (+46円)
04/23 6470円 (+105円)
04/22 6365円 (+3円)
04/21 6362円 (+45円)
04/20 6317円 (-124円)
04/17 6441円 (-13円)
04/16 6454円 (+6円)
10日間の金相場平均価格:6,411円/g
【パラジウム相場】7日のNYパラジウム相場は、このところの下げに対する反動買いや、他貴金属の上昇、ドル安、株高を背景に買いが強まり急伸。中心限月の6月限定は1トロイオンス1835.70ドル(+76.80ドル)と、先週1日相場以来およそ1週間ぶりの高値に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、ここ最近の下落を受けた値頃感から安値拾いが入り、時間外取引のアジア市場より上昇した。また、サウジアラビアが6月の原油の公式販売価格の引き上げを決めたと報じられた事で、原油相場が一時26.74ドルと4月上旬以来の水準に急伸したほか、米国株式市場も堅調な流れとなった事を受け、パラジウムも上げ幅を拡大。加えて、低調な米国経済指標を背景に外国為替市場ではドル安に振れたほか、金など他貴金属の上昇も押し上げ材料となり、一時1843.10ドルまで値を伸ばすなど、この日は終始買い優勢の展開となった。
国内のパラジウムは、安値拾いや株高、他貴金属の上昇を受け買い優勢に転じたNY相場を受け反発。買取では1gあたり7,062円(+247円)と、3営業日ぶりに大幅反発し、前日までの軟調地合いから持ち直す展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
05/08 7062円 (+247円)
05/07 6815円 (-473円)
04/28 7288円 (-385円)
04/27 7673円 (+176円)
04/24 7497円 (+44円)
04/23 7453円 (-33円)
04/22 7486円 (-814円)
04/21 8300円 (-33円)
04/20 8333円 (±0円)
04/17 8333円 (+44円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,624円/g
12:05現在の金相場は1トロイオンス1732.55ドル、パラジウムは1870.30ドル、為替は1$106円39銭前後の値動きで推移しております。