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2020/06/05

【金相場】4日のNY金相場は、ドル安要因やポジション調整の一巡から買い戻しが入り反発。中心限月の8月限は1トロイオンス1727.40ドル(+22.60ドル)と、4営業日ぶりに値を上げて取引きを終了。欧州中央銀行(ECB)が新型コロナウイルス危機への対応を強化し、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の購入額を6000億ユーロ(約73兆5000億円)増やすとともに、少なくとも2021年6月末まで継続すると発表。予想より大幅な債券購入増額を発表したことを受け、債券相場は上昇し、株式相場は軟化。これを背景に金は買い戻しが旺盛となり、時間外取引より堅調となった。また、外国為替市場ではユーロが対ドルで8日続伸と9年ぶりの連続高となり、3カ月ぶりのユーロ高水準で推移。ドル建ての金商品は割安感が意識されたほか、前日までの下げに対する割安感も意識され、この日は買いが優勢となった。

国内の金相場は、買い戻されたNY相場や円安進行を受け反発。買取ベースでは1gあたり6,580円(+74円)と、前日の下げをほぼ埋めて、再度5月20日相場(6,587円)水準に値戻しました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

06/05  6580円 (+74円)

06/04  6506円 (-76円)

06/03  6582円 (+9円)

06/02  6573円 (+11円)

06/01  6562円 (+77円)

05/29  6485円 (+26円)

05/28  6459円 (+31円)

05/27  6428円 (-90円)

05/26  6518円 (-10円)

10日間の金相場平均価格:6,522円/g


【パラジウム相場】4日のNYパラジウム相場は、欧米株価の伸び悩みや、持ち高調整売りが継続し3日続落。中心限月の9月限は1トロイオンス1922.80ドル(-35.40ドル)と、売り優勢で取引きを終了。前日までの下げに対する安値反動から、この日のパラジウムは時間外取引では買いが先行した。また、欧州中央銀行(ECB)が予想より大幅な債券購入増額を発表した事や、これに伴い外国為替市場では3ヵ月ぶりのユーロ高・ドル安水準で推移した事も割安材料となった。しかし、欧州経済成長の見通しを大幅に下方修正したほか、欧米株式が鈍化すると流れは反転。持ち高調整売りも出やすく、相場は次第にマイナス圏に反転する展開となった。なお、引け後には値頃感から買い戻しが入り、アジア時間では1950ドル超まで再浮上した。

国内のパラジウムは、NY市場では売りが優ったものの、引け後の戻しや、円安要因から下げを埋めて横ばい。買取では1gあたり7,431円(±0円)と、前日比変わらずの展開となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

06/05  7431円 (±0円)

06/04  7431円 (-66円)

06/03  7497円 (+94円)

06/02  7403円 (+22円)

06/01  7381円 (+33円)

05/29  7348円 (-72円)

05/28  7420円 (-5円)

05/27  7425円 (-237円)

05/26  7662円 (+171円)

05/25  7491円 (-275円)

10日間のパラジウム相場平均価格:7,449円/g


11:15現在の金相場は1トロイオンス1724.05ドル、パラジウムは1961.85ドル、為替は1$109円13銭前後の値動きで推移しております。