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2020/06/09

【金相場】週明け8日のNY金相場は、前週末の下げに対する安値拾いや、FOMCが今週の定例会合でハト派的な姿勢を維持するとの見方から買いが入り急反発。中心限月の8月限は1トロイオンス1705.10ドル(+22.10ドル)と、買い優勢に転じて取引きを終了。前週末5日に発表された米国雇用統計が予想外に良好な結果となった事に伴い、同日の金商品は相場を圧迫されて軟調となった。それを受け、週明けのこの日は安値反動から買われやすく序盤より上昇した。また、9-10日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、イールドカーブ・コントロールが議論されると伝わり、金融緩和の継続が意識される中で、金を買い求める動きも堅く、この日はプラス圏で取引きを終えた。

国内の金相場は、NY相場の上昇を映すも為替が円高に傾斜した事を受け続落。買取ベースでは1gあたり6,473円(-24円)と、マイナス圏での値動きとなりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

06/09  6473円 (-24円)

06/08  6497円 (-83円)

06/05  6580円 (+74円)

06/04  6506円 (-76円)

06/03  6582円 (+9円)

06/02  6573円 (+11円)

06/01  6562円 (+77円)

05/29  6485円 (+26円)

05/28  6459円 (+31円)

05/27  6428円 (-90円)

10日間の金相場平均価格:6,515円/g



【パラジウム相場】週明け8日のNYパラジウム相場は、米国株の大幅続伸や、ロックダウン(都市封鎖)の緩和を受け、景気回復に対する楽観が強まり急騰。中心限月の9月限は1トロイオンス2036.90ドル(+84.30ドル)と、5月21日相場(約3週間)ぶりの高値となり、同日ぶりに大台の2000ドル台にのせて取引きを終了。堅調となった前週末5日相場の流れを引き継ぎ、この日のパラジウムは序盤より買いが先行した。また、8日からニューヨーク市で、第1段階の経済活動再開が始まった事で、米国の景気回復期待を背景に株式相場が軒並み上昇。米ナスダック総合指数では最高値を更新したほか、S&P500種は15週ぶりの高値を付け、今年の安値からの上昇率は40%超を記録するなど一段高となった事を受け、パラジウムも連れて上げ幅を拡大し大台の2000ドルに再浮上するなど急伸した。途中、原油が反落したほか、今週のFOMC会合を控えた様子見から上値を重くする場面もあったが、ドル安の展開や堅調な金など他貴金属の値動きを眺めて、パラジウムも買い地合いが継続し、そのまま高値圏で引けた。なお、急騰した2日間の上げ幅は、+114.10ドル(+5.6%)と、価格水準を切り上げる展開となった。

国内のパラジウムは、一段高となったNY相場を映し急伸。買取では1gあたり7,629円(+105円)と、価格水準を切り上げ、5月26日相場(約2週間)ぶりの高値となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

06/09  7629円 (+105円)

06/08  7524円 (+93円)

06/05  7431円 (±0円)

06/04  7431円 (-66円)

06/03  7497円 (+94円)

06/02  7403円 (+22円)

06/01  7381円 (+33円)

05/29  7348円 (-72円)

05/28  7420円 (-5円)

05/27  7425円 (-237円)

10日間のパラジウム相場平均価格:7,449円/g


11:55現在の金相場は1トロイオンス1706.75ドル、パラジウムは2053.80ドル、為替は1$108円18銭前後の値動きで推移しております。