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2020/06/18
【金相場】17日のNY金相場は、全体的に小動きな展開となり横ばい。中心限月の8月限は1トロイオンス1735.60ドル(-0.90ドル)と、小幅安に転じ反落して取引きを終了。米国や中国北京で新型コロナの感染第2波への警戒感が高まっている事を受け、この日の金相場は時間外取引のアジア市場では買いが先行し、一時1739ドルまで上昇した。一方、ニューヨーク州のクオモ知事は17日の記者会見で、現在の傾向が続けばニューヨーク市が22日に経済活動再開の第2段階に入る見通しを示した事で、経済活動拡大への期待感や、ドル高進行による割高感が意識され相場は1717ドル近辺まで売り戻される展開となった。しかし、米国株が軟調となったほか、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がこの日の議会証言で、家計や中小企業に対する連邦政府の支援措置を、議会が過度に早く引き揚げることのないよう訴えた事で再度買い戻しが入り、結局前日終値水準で取引きを終えた。
国内の金相場は、小幅安に転じたNY相場や為替要因を受けマイナス圏での値動きに。買取ベースでは1gあたり6,492(-18円)と、前日とほぼ同額を下げ、3日続落となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
06/18 6492円 (-18円)
06/17 6510円 (-16円)
06/16 6526円 (-6円)
06/15 6532円 (+43円)
06/12 6489円 (-47円)
06/11 6536円 (+29円)
06/10 6507円 (+34円)
06/09 6473円 (-24円)
06/08 6497円 (-83円)
06/05 6580円 (+74円)
10日間の金相場平均価格:6,514円/g
【パラジウム相場】17日のNYパラジウム相場は、ドル高や株安を背景に相場を重くし反落。中心限月の9月限は1トロイオンス1925.50ドル(-17.20ドル)と、マイナス圏に転じ、反落して取引きを終了。中国北京や米国では、早期に経済活動を再開した州を中心に、新型コロナウイルスの感染「第2波」への警戒感が高まっている事から、原油安や株安など投資家心理が後退する中でパラジウムも売りが先行し、序盤より軟調となった。また、外国為替市場ではドル高が進んだ事も相場の圧迫材料となった。一方、ニューヨーク市はこのまま順調にいけば、22日に経済活動再開の第2段階に入る見通し。と、クオモ州知事が明らかにした事で、経済活動の再開拡大が意識されたほか、米国政権の更なる景気刺激策への期待感、米FRBのパウエル議長が景気悪化を受けた支援策の長期的な取り組みを促した事などで、買い戻す動きもあり下げ幅を縮小した。
国内のパラジウムは、売り優勢に反転したNY相場を映し続落。買取では1gあたり7,277円(-27円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
06/18 7277円 (-27円)
06/17 7304円 (-17円)
06/16 7321円 (+88円)
06/15 7233円 (-55円)
06/12 7288円 (-16円)
06/11 7304円 (-154円)
06/10 7458円 (-171円)
06/09 7629円 (+105円)
06/08 7524円 (+93円)
06/05 7431円 (±0円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,377円/g
11:00現在の金相場は1トロイオンス1739.10ドル、パラジウムは1957.50ドル、為替は1$106円78銭前後の値動きで推移しております。