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2020/06/23
【金相場】週明け22日のNY金相場は、新型コロナ感染第2波への警戒感に加え、各国中央銀行による景気刺激策への期待が続いていることが買いを誘い上伸。中心限月の8月限は1トロイオンス1766.40ドル(+13.40ドル)と、2012年10月11日相場(約7年6ヶ月)ぶりの高値を記録した4月14日相場(1768.90ドル)以来、およそ2ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。この日の金相場は、中国北京や米国の南・西部、韓国ソウルでの新型コロナウィルス感染第2波の警戒感が意識された事から、逃避需要から買いを集め序盤より堅調に推移した。また、英イングランド銀行(中央銀行)が先週、新型コロナの感染拡大を背景に量的金融緩和策を1000億ポンド増強すると発表した事や、世界政府が大規模な景気刺激策を長期的に継続するとの見方が金相場を後押しし上げ幅を拡大。一時1779ドルまで上昇するなど一段高となった。その後、米国株の上昇を受けて、やや上値を重くする場面もあったが買い地合いは継続し、終値では年初来2番目の高値水準で引けた。
国内の金相場は、価格水準を切り上げたNY相場高を映し堅調地合いが継続。買取ベースでは1gあたり6,595円(+22円)と、5月18日(6,603円)に付けた史上最高値相場に次ぐ高値となり、一段高となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
06/23 6595円 (+22円)
06/22 6573円 (+94円)
06/19 6479円 (-13円)
06/18 6492円 (-18円)
06/17 6510円 (-16円)
06/16 6526円 (-6円)
06/15 6532円 (+43円)
06/12 6489円 (-47円)
06/11 6536円 (+29円)
06/10 6507円 (+34円)
10日間の金相場平均価格:6,524円/g
【パラジウム相場】週明け22日のNYパラジウム相場は、前週までの軟調地合いから値頃感が意識され急反発。中心限月の9月限は1トロイオンス1942.10ドル(+33.70ドル)と、前3営業日の下げを埋めて、16日相場(約1週間)ぶりの高値で取引きを終了。前週半ば以降、軟調となっていた事から、この日は値頃感による安値拾いが入り序盤より反発した。また、原油相場が需給改善の兆しを受け、約3ヶ月半(3月6日相場)ぶりの高値となり40ドル台に浮上した事が好感されたほか、ドル高一服や米国株が上昇した事も追い風となり上げ幅を拡大。一時1960ドル近辺まで急騰した。その後、持高調整売りからやや上げ幅を縮小するも、金が約7年6ヶ月ぶりの高値水準まで再浮上している事や、各国中央銀行による量的金融緩和策の規模拡大・長期化が買い材料となり、そのまま高値圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、値頃感から買い戻し優勢となったNY相場を映し急反発。買取では1gあたり7,293円(+181円)と、5営業日ぶりにプラス圏に転じ、17日相場以来およそ1週間ぶりの高値となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
06/23 7293円 (+181円)
06/22 7112円 (-49円)
06/19 7161円 (-116円)
06/18 7277円 (-27円)
06/17 7304円 (-17円)
06/16 7321円 (+88円)
06/15 7233円 (-55円)
06/12 7288円 (-16円)
06/11 7304円 (-154円)
06/10 7458円 (-171円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,275円/g
12:00現在の金相場は1トロイオンス1770.15ドル、パラジウムは1941.30ドル、為替は1$107円18銭前後の値動きで推移しております。