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2020/09/03

【金相場】2日のNY金相場は、利益確定を目的とした売りや、対ユーロでのドル高などを背景に売られ4営業日ぶりに反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1944.70ドル(-34.20ドル)と、売り優勢で取引きを終了。この日の金相場は、前日におよそ2週間ぶり(8月18日相場来)の高値を付けていた事から、利確売りが出やすく序盤より安寄りした。また、前日に米サプライ管理協会(ISM)が発表した8月の製造業景況指数を受けて、投資家の過度なリスク回避姿勢が後退し、安全資産としての金は売られやすかったほか、外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進んだ事も圧迫材料となった。その後、米民間雇用サービス会社ADPが発表した8月の全米雇用統計では、市場予想を大幅に下回った事を受けて、一時金が買われる場面もあったが、買いは限定的となった。

国内の金相場は、ドル高や利確売りに押されたNY相場を映し反落。買取ベースでは1gあたり7,267円(-66円)と、4営業日ぶりに反落し、前日の約2週間ぶり(8月19日相場来)の高値から値を下げる展開となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

09/03  7267円 (-66円)

09/02  7333円 (+10円)

09/01  7323円 (+31円)

08/31  7292円 (+66円)

08/28  7226円 (-40円)

08/27  7266円 (+50円)

08/26  7216円 (+25円)

08/25  7191円 (-11円)

08/24  7208円 (-55円)

08/21  7263円 (+63円)

10日間の金相場平均価格:7,259円/g


【パラジウム相場】2日のNYパラジウム相場は、このところの急騰に対する利益確定売りや、ドル高を背景に圧迫され上値追いが一服。中心限月の12月限は1トロイオンス2267.50ドル(-43.60ドル)と、4営業日ぶりに反落して取引きを終了。前3営業日までに+5.2%(+120.60ドル)を付け、7月28日相場(約1ヶ月)ぶりの高値となっていた事から、この日は利益を確定する売りが出やすく序盤より軟調となった。また、外国為替市場ではドル高が進行した事も圧迫材料となった。一方、リスク選好意欲の高まりから、米国株ナスダックでは史上最高値、NYダウでは約6ヶ月半ぶりの高値水準を記録するなど、株式市場が堅調となった事で買いが入る場面もあったが、金の反落や原油安、ドル高が重しとなり、結局売り優勢で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、利確売りやドル高に圧迫されたNY相場を映し反落。買取では1gあたり8,305円(-88円)と、前日までの急騰が一服し6営業日ぶりに反落。7月28日相場(約1ヶ月)ぶりの高値から下げる展開となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

09/03  8305円 (-88円)

09/02  8393円 (+132円)

09/01  8261円 (+165円)

08/31  8096円 (+33円)

08/28  8063円 (+33円)

08/27  8030円 (±0円)

08/26  8030円 (-17円)

08/25  8047円 (+77円)

08/24  7970円 (-55円)

08/21  8025円 (-5円)

10日間のパラジウム相場平均価格:8,122円/g


12:10現在の金相場は1トロイオンス1952.70ドル、パラジウムは2284.85ドル、為替は1$106円24銭前後の値動きで推移しております。