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2020/09/04
【金相場】3日のNY金相場は、ドル高による割高感や、米国株の下げに対する換金売りに押され続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1937.80ドル(-6.90ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。この日発表された週間新規失業保険申請件数が市場予想より少なかった一方、7月の貿易収支は輸入の急増が響いて単月では最大の赤字幅となった。その後、米サプライ管理協会(ISM)が午前に発表したサービス業購買担当者景況指数(PMI)は市場予想とほぼ一致。これらの統計発表が一段落した時点では金は売り買いが交錯する展開だったものの、米株式相場が徐々に下げ足を速めると、損失補填を目的とした換金売りが台頭し軟調となった。また、外国為替市場ではドルが対ユーロで上昇した事も圧迫材料となったが、午後にかけては株価やユーロ・ドル相場の動向などを眺めながら、金を買い戻す動きも見られ、下げ幅を縮小した。
国内の金相場は、売りが優勢となったNY相場を映し続落。買取ベースでは1gあたり7,213円(-54円)と、値を下げマイナス圏での値動きとなりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
09/04 7213円 (-54円)
09/03 7267円 (-66円)
09/02 7333円 (+10円)
09/01 7323円 (+31円)
08/31 7292円 (+66円)
08/28 7226円 (-40円)
08/27 7266円 (+50円)
08/26 7216円 (+25円)
08/25 7191円 (-11円)
08/24 7208円 (-55円)
10日間の金相場平均価格:7,254円/g
【パラジウム相場】3日のNYパラジウム相場は、前日の下げに対する値頃感や、テクニカル要因から買いが殺到し急反発。中心限月の12月限は1トロイオンス2321.60ドル(+54.10ドル)と、前日の下げを埋め、7月28日相場以来およそ1ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。この日のパラジウムは、ドル高・ユーロ安を背景に序盤は売りが先行し小安く推移した。その後、安値反動から徐々に買い戻されるとプラス圏に浮上。テクニカル要因の買いを巻き込むと、相場は一時2415ドルと節目の2400ドルを突破し、3月5日相場(約6ヶ月)ぶりの高値まで急騰した。その後、発表された米国経済指標や、軟調な株価の動向を眺めて上値追いが一服するも、ドル買いがやや落ち着いた事から下値も限定的となり、そのまま買い優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、急騰し一段高となったNY相場を映し大幅反発。買取では1gあたり8,503円(+198円)と、節目の8,500円台に浮上。直近高値を上抜き、7月28日相場(約1ヶ月)ぶりの高値を更新するなど、価格水準を切り上げる展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
09/04 8305円 (+198円)
09/03 8305円 (-88円)
09/02 8393円 (+132円)
09/01 8261円 (+165円)
08/31 8096円 (+33円)
08/28 8063円 (+33円)
08/27 8030円 (±0円)
08/26 8030円 (-17円)
08/25 8047円 (+77円)
08/24 7970円 (-55円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,170円/g
11:05現在の金相場は1トロイオンス1946.90ドル、パラジウムは2348.70ドル、為替は1$106円19銭前後の値動きで推移しております。