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2020/09/17
【金相場】16日のNY金相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の金利政策発表に注目が集まる中で買われ3日続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1970.50ドル(+4.30ドル)と、1日相場以来およそ2週間ぶりの高値を更新して取引きを終了。FRBが金融緩和策を長期間維持するとの見方が、金利を生まない資産である金相場の支援材料となり、この日も序盤より買いが先行した。また、米商務省が朝方に発表した8月の小売売上高が前月比0.6%増と、市場予想の1.0%増を下回ったことも金買いを後押しし、相場は一時1983.80ドルまで上げ幅を拡大した。ただ、外国為替市場ではドルが対ユーロで強含みに推移し、ドル建てで取引される金に割高感が生じたため、次第に上値を重くする展開となった。
その後、引け後に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定は、ゼロ金利政策、量的緩和策とも据え置き。フォワードガイダンス(政策指針)を変更して、ゼロ金利政策を少なくとも2023年末まで継続するなど長期化する姿勢を示した。
国内の金相場は、為替が円高に傾斜した事を受け小幅安。買取ベースでは1gあたり7,222円(-5円)と、横ばい圏ながら小安く推移し続落となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
09/17 7222円 (-5円)
09/16 7227円 (-47円)
09/15 7274円 (+26円)
09/14 7248円 (-23円)
09/11 7271円 (+1円)
09/10 7270円 (+80円)
09/09 7190円 (-28円)
09/08 7218円 (-13円)
09/07 7231円 (+18円)
09/04 7213円 (-54円)
10日間の金相場平均価格:7,236円/g
【パラジウム相場】16日のNYパラジウム相場は、利益確定の売りが出やすかったものの、株高やリスク志向の高まりを背景に買われ上伸。中心限月の12月限は1トロイオンス2417.60ドル(+3.10ドル)と、小幅ながら買い優勢で取引きを終了。前日には+3.7%と急騰し、終値では3月6日相場以来およそ6ヶ月半ぶりの高値を記録した事から、この日は一部で利益確定を目的とした売りが出て序盤は軟調となった。しかし、ハリケーンに伴う供給混乱見通しから原油相場が大幅高となったほか、米国株式市場も堅調となった事から、パラジウムも押し目を買われプラスサイドに反転。その後、ドルの値動きを睨んで売り買いが交錯するも買い地合いを維持し、結局プラス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、NY市場では引き続き堅調地合いで推移するも、為替が円高に振れた事でマイナス圏へ沈下。買取では1gあたり8,745円(-33円)と、前日に記録した約5ヶ月半(4月1日相場)ぶりの高値から値を落とし反落となりました。
10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
09/17 8745円 (-33円)
09/16 8778円 (+225円)
09/15 8553円 (-71円)
09/14 8624円 (+121円)
09/11 8503円 (-22円)
09/10 8525円 (+93円)
09/09 8432円 (-104円)
09/08 8536円 (+38円)
09/07 8498円 (-5円)
09/04 8305円 (+198円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,570円/g
12:20現在の金相場は1トロイオンス1949.80ドル、パラジウムは2381.70ドル、為替は1$105円07銭前後の値動きで推移しております。