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2020/10/09
【金相場】8日のNY金相場は、米大統領選や追加経済支援策をめぐる不確実性を背景に「安全資産」としての需要が根強く反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1895.10ドル(+4.30ドル)と、3営業日ぶりにプラス圏に転じて取引きを終了。トランプ米大統領の新型コロナウイルス感染を受けて、大統領選の混乱懸念が一段と強まっているほか、新型コロナウイルス追加経済対策を巡っても、依然として先行き不透明感から、政治・経済両面でのリスク警戒感が広がる中、安全資産としての金買いが進み、相場は一時1905.30ドルまで上昇した。一方で、対ユーロでのドルの上昇に伴う金売りや、利益確定の動きでマイナス圏に沈む場面もあったが、取引き終了直前にまとまった押し目買いが入り、結局プラスサイドで取引きを終えた。
国内の金相場は、買い優勢に転じたNY相場を映し上伸。買取ベースでは1gあたり7,059円(+33円)と、値を伸ばし堅調に推移しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
10/09 7059円 (+33円)
10/08 7026円 (+50円)
10/07 6976円 (-129円)
10/06 7105円 (+56円)
10/05 7049円 (-6円)
10/02 7055円 (+63円)
10/01 6992円 (-45円)
09/30 7037円 (+50円)
09/29 6987円 (+81円)
09/28 6906円 (-23円)
10日間の金相場平均価格:7,019円/g
【パラジウム相場】8日のNYパラジウム相場は、欧米の株高などリスク選考意欲の高まりを背景に買いが進み反発。中心限月の12月限は1トロイオンス2403.00ドル(+20.90ドル)と、直近高値を上抜き、9月16日相場は以来およそ3週間ぶりの高値で取引きを終了。この日のパラジウムは、投資家のリスク姿勢の旺盛を受け、時間外取引より堅調となった。また、新型コロナウイルス追加経済対策を巡って依然不透明感はあるものの、一部で楽観的な見方が広がっている事も材料視されたほか、欧米の株高も意識され、相場は節目の2400ドルを突破し一時2437.30ドルまで急騰した。その後、ドル高に振れた事で上値を抑えられるも、下支えの押し目買いもあり、そのまま2400ドル台を維持して引けた。
国内のパラジウム相場は、約3週間ぶりの高値を付けるなど価格水準を切り上げたNY相場を映し一段高へ。買取では1gあたり8,773円(+77円)と、上げ幅を拡大し8,700円台に乗せるなど直近高値を更新。9月16日相場(8,778円)以来およそ3週間ぶりの高値となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
10/09 8773円 (+77円)
10/08 8696円 (+28円)
10/07 8668円 (-39円)
10/06 8707円 (+193円)
10/05 8514円 (-17円)
10/02 8531円 (+28円)
10/01 8503円 (-11円)
09/30 8514円 (+148円)
09/29 8366円 (+160円)
09/28 8206円 (-61円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,548円/g
11:10現在の金相場は1トロイオンス1914.70ドル、パラジウムは2405.35ドル、為替は1$105円88銭前後の値動きで推移しております。