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2020/10/28
【金相場】27日のNY金相場は、来週の米大統領選を見極めたいとの思惑が強く積極的な商いは手控えられる中、ドル高一服を背景に買われ3日続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1911.90ドル(+6.20ドル)と、買い優勢で取引きを終了。この日は外国為替市場で対ユーロでのドル買いが一服し、割安感を意識した買いが入りやすかったほか、発表された米国経済指標(10月米消費者信頼感指数)が、予想に反して低調な結果となった事を受けて、金は序盤より買いが先行した。ただ、米大統領選挙が1週間後に迫っており、商いは総じて鈍調な展開に。勝敗を左右する激戦州で、トランプ、バイデン両候補は接戦を繰り広げており、市場では結果を待ちたいとの様子見ムードが強いほか、追加経済政策をめぐる米議会の協議も停滞しており、一層の先行き不透明感も強まった。一方、米欧などで新型コロナウイルス感染の再拡大が止まらず、これを受けた各国政府の規制強化が景気鈍化を招くとの懸念も根強く、安全資産とされる金商品は底堅い展開となった。
国内の金相場は、NY相場高を映すも為替が円高に傾斜した事で上げを消化し反落。買取ベースでは1gあたり6,985円(-27円)と、前日の上げを戻し、マイナス圏に反転しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
10/28 6985円 (-27円)
10/27 7012円 (+30円)
10/26 6982円 (-29円)
10/23 7011円 (-54円)
10/22 7065円 (-27円)
10/21 7092円 (+34円)
10/20 7058円 (+20円)
10/19 7038円 (-12円)
10/16 7050円 (+43円
10/15 7007円 (-11円)
10日間の金相場平均価格:7,030円/g
【パラジウム相場】27日のNYパラジウムは、低調な米国経済指標や株安が重しとなり続落。中心限月の12月限は1トロイオンス2353.90ドル(-14.80ドル)と、売り優勢で取引きを終了。この日のパラジウムは、ドル高や利確売りに押された前日相場を受け、安値拾いの買い戻しが入り時間外取引では買いが先行した。また、外国為替市場ではドル高が一服した事も追い風となるも、発表された米国の10月消費者信頼感指数が冴えない内容だったほか、欧米の新型コロナウィルスの感染再拡大への警戒感、米景気の先行き不透明感からリスク回避の動きが旺盛となり、株安に連れてパラジウムも売り優勢に反転した。市場では来週3日に迫った米国大統領選挙の結果に注目が集まっている。
国内のパラジウム相場は、軟調となったNY相場や円高要因から売りが優り続落。買取では1gあたり8,553円(-104円)と、5営業日続落し、軟調地合いの展開となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
10/28 8553円 (-104円)
10/27 8657円 (-28円)
10/26 8685円 (-49円)
10/23 87%4円 (-55円)
10/22 8789円 (-55円)
10/21 8844円 (+176円)
10/20 8668円 (+38円)
10/19 8630円 (-55円)
10/16 8685円 (+33円)
10/15 8652円 (-5円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,690円/g
10:50現在の金相場は1トロイオンス1912.85ドル、パラジウムは2356.60ドル、為替は1$104円47銭前後の値動きで推移しております。