相場情報

HOME > 相場情報

2020/12/14

【金相場】週末11日のNY金相場は、リスク回避ムードの広がりを受けて安全資産としての需要が高まり3営業日ぶりに反発。中心限月の2月限は1トロイオンス1843.60ドル(+6.20ドル)と、買い優勢で取引きを終了。なお、週間ベースでは2週連続プラスで越週となった。米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は10日、米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を勧告。近くFDAが許可を出すとみられ、早期のワクチン普及期待が広がっている。ただ、足元では感染の再拡大が止まらず、報道によると、9日に確認された米国の新型コロナによる死者は3000人超、累計の死者数は少なくとも約29万人に達した。こうした中、経済活動の規制強化が一段と進み、景気が冷え込むことへの警戒感が台頭。また、米追加経済対策の実現が遅れているほか、英国が欧州連合(EU)と自由貿易協定(FTA)を締結することなく離脱の移行期間を終えるとの懸念もくすぶり、朝方になって金を物色する動きが優勢となった。

国内の金相場は、マイナス圏で推移し3日続落。買取ベースでは1gあたり6,702円(-21円)と、値を下げる展開となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

12/14  6,702円 (-21円)

12/11  6,723円 (-8円)

12/10  6,731円 (-98円)

12/09  6,829円 (+20円)

12/08  6,809円 (+90円)

12/07  6,719円 (+13円)

12/04  6,706円 (+2円)

12/03  6,704円 (+71円)

12/02  6,633円 (+117円)

12/01  6,516円 (+4円)

10日間の金相場平均価格:6,707円/g



【パラジウム相場】週末11日のNYパラジウム相場は、欧米景気の不透明感の高まりが意識され売り買いが交錯。中心限月の3月限は1トロイオンス2333.10ドル(-2.40ドル)と、横ばい圏ながら小幅安で取引きを終了。米ニューヨーク州のクオモ知事は11日正午ごろ、新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、ニューヨーク市内の飲食店の店内飲食を14日から禁止すると発表。経済活動の規制強化による目先の景気悪化懸念が再浮上し、パラジウムは序盤より軟調となった。一方、米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会が、米製薬大手ファイザーの新型コロナワクチンの緊急使用を勧告。ワクチン普及で経済への先行きが楽観視されやすかったほか、米上院が期間1週間の暫定予算案を可決し、政府機関の閉鎖が回避されたことから、中盤以降には下げの一部を埋める展開となった。ただ、米追加経済対策の実現が遅れているほか、英国が欧州連合(EU)と自由貿易協定(FTA)を締結することなく離脱の移行期間を終えるのではとの懸念材料もあって、上値は重かった。

国内のパラジウム相場は、小幅安で推移した週末のNY相場を映し反落。買取では1gあたり8,459円(-59円)と、マイナス圏に反転しました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

12/14  8459円 (-55円)

12/11  8514円 (+231円)

12/10  8283円 (-143円)

12/09  8426円 (-28円)

12/08  8454円 (-110円)

12/07  8564円 (+84円)

12/04  8481円 (-281円)

12/03  8762円 (+22円)

12/02  8740円 (+66円)

12/01  8674円 (-104円)

10日間のパラジウム相場平均価格:8,536円/g


10:40現在の金相場は1トロイオンス1841.70ドル、パラジウムは2326.55ドル、為替は1$104円01銭前後の値動きで推移しております。