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2021/01/07

【金相場】6日のNY金相場は、ドル高や米長期金利の上昇を眺めて利益確定の売りが台頭し、6営業日ぶりに反落。中心限月の2月限は1トロイオンス1908.60ドル(-45.80ドル)と、前日に付けた約3ヶ月半(昨年9月相場)ぶりの高値から、値を落として取引きを終了。外国為替市場では未明までドル安・ユーロ高基調が継続し、金相場は割安感を追い風に一時1962.50ドルまで上昇するなど、時間外取引では買いが先行した。しかし、その後にドルの買い戻しが優勢になると、一転して売りが優勢の展開に。また、5日に行われたジョージア州上院選決選投票は6日も開票が続き、民主党が1議席を確保し、残り1議席についても僅差でリードしている事などから2議席とも獲得すれば、民主党が上下両院で多数派となり、大規模な財政出動が可能になるとの見方から、米長期金利が昨年3月以来の10カ月ぶりに1%台に大幅上昇。金利を生まない資産である金への投資妙味が薄れたほか、前日までの急騰を受けた利益確定売りにも押され相場を圧迫された。一方、国債増発はインフレ高進を招くことから、長期的なヘッジ目的の需要が金相場を下支え。また、午後に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(12月15日-16日開催分)の公表を控え、様子見ムードも広がり以降は小動きな展開となった。
引け後に公表されたFOMC議事要旨では、現行の資産購入ペースを安定的に保つことを全会一致で支持する内容となっており、概ね市場の想定内の結果となった。

国内の金相場は、利確売りが出たNY相場を映しマイナス圏に反転。買取ベースでは1gあたり6,948円(-68円)と、上伸が一服し5営業日ぶりに反落。前日に記録した約2ヶ月ぶり(昨年11月9日相場以来)の高値から値を落とす展開となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

01/07  6,948円 (-68円)

01/06  7,016円 (+1円)

01/05  7,015円 (+184円)

12/25  6,831円 (+20円)

12/24  6,811円 (+31円)

12/23  6,780円 (-45円)

12/22  6,825円 (-32円)

12/21  6,857円 (+28円)

12/18  6,829円 (+49円)

12/17  6,780円 (+46円)

12/16  6,734円 (+65円)

12/15  6,669円 (-33円)

10日間の金相場平均価格:6,869円/g



【パラジウム相場】6日のNYパラジウム相場は、このところの急騰に対する利確売りや、ドル安一服を背景に圧迫されマイナス圏に反転。中心限月の3月限は1トロイオンス2448.10ドル(-45.30ドル)と、前日に付けた約2ヶ月ぶり(昨年11月9日相場以来)の高値から値を落として取引きを終了。この日のパラジウムは、急騰した前日相場の流れを引き継ぎ、時間外取引では買いが先行し相場は一時大台の2500ドルまで上昇した。しかし、外国為替市場ではドル安が一服した事を受け、ドル建てのパラジウムは他貴金属同様に割高感が意識され相場を圧迫。また、前日には取引き時間内で2536.50ドルと、昨年2月相場以来およそ11ヶ月ぶりの高値水準まで上伸し、終値では約2ヶ月ぶりの高値を記録していた事から、利益を確定する動きも出やすく軟調となった。一方、米ジョージア州の上院2議席の決選投票で民主党が上院の過半数を制すると見方が強まり、米経済対策の規模が引き上げられる可能性があるとの楽観から米国株が急騰。NYダウでは史上最高値を更新するなど、リスク選好意欲の高まりが支えとなり、下値は限定的となった。

国内のパラジウム相場は、利確売りに押されたNY相場を映し6営業日ぶりに反落。買取では1gあたり8,767円(-28円)と、前日に付けた昨年11月11日相場以来(約2ヶ月ぶり)の高値から後退し、上値追い一服となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

01/07  8767円 (-28円)

01/06  8795円 (+220円)

01/05  8575円 (+33円)

12/25  8542円 (+138円)

12/24  8404円 (+44円)

12/23  8360円 (+22円)

12/22  8338円 (-165円)

12/21  8503円 (+60円)

12/18  8443円 (+11円)

12/17  8432円 (+44円)

10日間のパラジウム相場平均価格:8,516円/g


14:10現在の金相場は1トロイオンス1922.70ドル、パラジウムは2453.65ドル、為替は1$103円15銭前後の値動きで推移しております。