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2021/02/08

【金相場】週末5日のNY金相場は、対ユーロでのドル安進行に伴う割安感から買われ反発。中心限月の4月限は1トロイオンス1813.00ドル(+21.80ドル)と、節目の1800ドル台に乗せて取引きを終了。前日の下げを受けて、この日の金相場は値頃感が意識され序盤より買いが先行した。また、米労働省が発表した1月の雇用統計は、失業率が6.3%(前月は66.7%)に改善し、景気動向を反映する非農業部門の就業者数は前月比4万9000人増と、小幅ながらプラスに転換。これを受けて外国為替市場ではドル売り・ユーロ買いが加速し、金商品は割安感を追い風に堅調に推移した。一方で、米追加経済対策をめぐる協議の行方に注目が集まる中で幾分様子見ムードも広がったが、押し目買いなどに支えられ高値圏を維持して引けた。

国内の金相場は、買い優勢に反転した週末のNY相場を映し反発。買取ベースでは1gあたり6,716円(+50円)と、4営業日ぶりに上昇しプラス圏に反転しました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

02/08  6,716円 (+50円)

02/05  6,666円 (-102円)

02/04  6,768円 (-17円)

02/03  6,785円 (-48円)

02/02  6,833円 (+21円)

02/01  6,812円 (+73円)

01/29  6,739円 (+20円)

01/28  6,719円 (-2円)

01/27  6,772円 (+24円)

01/26  6,753円 (-14円)

10日間の金相場平均価格:6,751円/g



【パラジウム相場】週末5日のNYパラジウム相場は、米国雇用統計の改善やドル安の進行、株高・原油高を背景に買いが膨らみ急伸。中心限月の3月限は1トロイオンス2326.30ドル(+45.60ドル)と、3日続伸し節目の2300ドル台に浮上。中心終値では1月25日相場以来およそ2週間ぶりの高値で取引きを終了。この日は未明から為替市場では対ユーロでのドル安が進行。ドル建てで取引されるパラジウムは他貴金属同様に割安感が生じ、買いが先行した。また、発表された米国の1月雇用統計が良好な結果となったほか、バイデン政権による大型追加経済対策への期待が広がる中、早期の経済正常化への期待感から投資家のリスクオンムードが再燃。株式や原油相場が上昇する中でパラジウムも連れ高となり、相場は一時2345ドルまで上げ幅を拡大する場面もあった。

国内のパラジウム相場は、堅調地合いを維持した週末のNY相場を映し急伸。買取では1gあたり8,630円(+149円)と、前日とほぼ同額を値上げ3日続伸。月初来高値を抜いて、1月22日相場以来およそ3週間ぶりの高値となり、同日ぶりに8,600円台に乗せるなど一段高となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

02/08  8630円 (+149円)

02/05  8481円 (+148円)

02/04  8333円 (+83円)

02/03  8250円 (-11円)

02/02  8261円 (+38円)

02/01  8223円 (-324円)

01/29  8547円 (+126円)

01/28  8421円 (±0円)

01/27  8421円 (-49円)

01/26  8470円 (-61円)

10日間のパラジウム相場平均価格:8,404円/g


11:50現在の金相場は1トロイオンス1814.70ドル、パラジウムは2339.45ドル、為替は1$105円51銭前後の値動きで推移しております。