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2021/02/09
【金相場】週明け8日のNY金相場は、ドル安基調の継続や米追加経済対策の早期成立期待を背景に買われ大幅続伸。中心限月の4月限は1トロイオンス1834.20ドル(+21.20ドル)と、前週末とほぼ同額を値上げ、約1週間ぶり(3日相場)の高値に戻して取引きを終了。値頃感から安値を意識した買いが入り堅調となった前週末相場の流れを引き継ぎ、この日の金相場は序盤より買いが先行した。また、外国為替市場では引き続きドル安基調となった事が支援材料となったほか、米議会上下両院は前週末、バイデン政権が提示した1兆9000億ドル規模の経済対策の法案作りに向けた予算決議を可決。与党民主党単独での実現に道筋を付けると、景気回復に伴う将来的なインフレ高進を見込んだ金のヘッジ買いが活発化し、相場は一時1840.60ドルまで上昇した。その後、米国株の上昇を受けて上値を抑えられる場面も見られたが、引き続きドル安要因や他貴金属の上昇を眺めて堅調地合いを維持し、そのまま高値圏で取引きを終えた。なお、2営業日の上昇率としては、1月初旬以来の大きさとなった。
国内の金相場は、引き続き買い優勢となった週明けのNY相場を映し上伸。買取ベースでは1gあたり6,765円(+49円)と、プラス圏で推移し、前日と同額を値上げる展開となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
02/09 6,765円 (+49円)
02/08 6,716円 (+50円)
02/05 6,666円 (-102円)
02/04 6,768円 (-17円)
02/03 6,785円 (-48円)
02/02 6,833円 (+21円)
02/01 6,812円 (+73円)
01/29 6,739円 (+20円)
01/28 6,719円 (-2円)
01/27 6,772円 (+24円)
10日間の金相場平均価格:6,752円/g
【パラジウム相場】週明け8日のNYパラジウム相場は、リスク選好意欲の高まりや米国追加経済対策の早期成立期待を背景に買いが旺盛となり上伸。中心限月の3月限は1トロイオンス2336.70ドル(+10.40ドル)と、4営業日続伸し、中心終値では1月25日相場以来およそ2週間ぶりの高値で取引きを終了。大幅高で引けた前週末相場の流れを引き継ぎ、この日のパラジウムは序盤より買いが先行した。また、米議会上下両院は前週末、バイデン政権が提示した1兆9000億ドル規模の経済対策の法案作りに向けた予算決議を可決。米民主党は財政調整法を利用し、単独で経済対策を成立させる手続きを進めている事から、比較的規模の大きい経済対策が成立し米経済の順調な回復を促すとの期待が強まった。これを受け、8日の米株式相場が引き続き上げて推移したほか、原油相場が約1年ぶりの高値を更新するなど、同じリスク資産とされるパラジウムの買いも促す展開となった。途中、利益を確定する動きも見られたが、ドル安の流れや、プラチナが1月21日に付けた直近高値を上抜いて、2015年5月相場以来(約5年半ぶり)の高値を記録するなど一段高となった事も支援材料となり、そのままプラス圏で取引きを終えた。なお、上伸した4日間の上げ幅は+109.00ドル(+4.6%)となった。
国内のパラジウム相場は、引き続き堅調地合いとなった週明けのNY相場を映し4日続伸。買取では1gあたり8,652円(+22円)と、上げ幅を拡大し、1月21日相場以来およそ3週間ぶりの高値となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/09 8652円 (+22円)
02/08 8630円 (+149円)
02/05 8481円 (+148円)
02/04 8333円 (+83円)
02/03 8250円 (-11円)
02/02 8261円 (+38円)
02/01 8223円 (-324円)
01/29 8547円 (+126円)
01/28 8421円 (±0円)
01/27 8421円 (-49円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,422円/g
11:35現在の金相場は1トロイオンス1846.05ドル、パラジウムは2352.10ドル、為替は1$105円01銭前後の値動きで推移しております。