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2021/02/10

【金相場】9日のNY金相場は、対ユーロでのドル安を背景に買われ3営業日続伸。中心限月の4月限は1トロイオンス1837.50ドル(+3.30ドル)と、小幅ながら値を伸ばし、2月1日相場以来およそ1週間半ぶりの高値で取引きを終了。この日も未明から外国為替市場では対ユーロでドル安が進行した事を受け、金は序盤より買いが先行した。また、大規模な米追加経済対策が間もなく議会を通過するとの思惑が高まる中、インフレ高進に対する警戒感も広がり、インフレヘッジとして金を買う動きも継続し、一時1849.50ドルまで上昇する場面もあった。一方で、ユーロ高が一服する場面では上値を重くしたほか、翌10日に予定されているパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を控えて積極的な商いも手控えられ、結局小幅高で取引きを終えた。

国内の金相場は、NY相場では小幅高で推移し堅調地合いを維持して引けるも、円高要因から国内相場ではマイナス圏に反転し3営業日ぶりに沈下。買取ベースでは1gあたり6,749円(-17円)と、値を下げる展開となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

02/10  6,749円 (-17円)

02/09  6,765円 (+49円)

02/08  6,716円 (+50円)

02/05  6,666円 (-102円)

02/04  6,768円 (-17円)

02/03  6,785円 (-48円)

02/02  6,833円 (+21円)

02/01  6,812円 (+73円)

01/29  6,739円 (+20円)

01/28  6,719円 (-2円)

10日間の金相場平均価格:6,755円/g



【パラジウム相場】9日のNYパラジウム相場は、急騰後の利確売りやドル安一服を背景に相場を圧迫され5営業日ぶりに反落。中心限月の3月限は1トロイオンス2320.60ドル(-16.10ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。ドル安やリスクオンムードを背景にパラジウムは前日までに4連騰し、上げ幅が+4.6%(+109.00ドル)となるなど一段高で推移していた事から、この日は利益確定の売りが先行し時間外取引より安寄りした。また、外国為替市場ではユーロ高が一服した事も相場の圧迫材料となったほか、米国株が方向感の乏しい小動きな展開となった事も意識された。一方で、プラチナが一代高値を更新(2015年2月以来およそ6年ぶり)するなど価格水準を切り上げた事や、米国では大型の経済対策が早期に成立するとの期待が高まっていて、個人への現金給付、失業保険の拡充措置を8月末まで延長する方針を決定。また、同国では新型コロナの1日当たりの新規感染者数が2日続けて10万人を下回りワクチン接種も進んでいる事で、今後の経済正常化や需要改善への期待感から下値を支えられ、売り一巡後は小動きな展開となった。

国内のパラジウムは、利確売りに押されたNY相場や、円高要因に圧迫され上値追いが一服。買取では1gあたり8,531円(-121円)と、5営業日ぶりにマイナスサイドに転じ反落しました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

02/10  8531円 (-121円)

02/09  8652円 (+22円)

02/08  8630円 (+149円)

02/05  8481円 (+148円)

02/04  8333円 (+83円)

02/03  8250円 (-11円)

02/02  8261円 (+38円)

02/01  8223円 (-324円)

01/29  8547円 (+126円)

01/28  8421円 (±0円)

10日間のパラジウム相場平均価格:8,433円/g


13:55現在の金相場は1トロイオンス1851.30ドル、パラジウムは2330.65ドル、為替は1$104円57銭前後の値動きで推移しております。