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2021/02/17
【金相場】連休明け16日のNY金相場は、米長期金利の上昇や、対ユーロでのドル反発を眺め3営業日続落。中心限月の4月限は1トロイオンス1799.00ドル(-24.20ドル)と、売り優勢で取引きを終了。この日の金相場は、時間外取引きではドル安を背景に買いが先行上昇した。一方、米セントルイス連銀のブラード総裁が16日のTVインタビューで、今年はインフレ率が上昇する公算が大きいとの見解を述べた事を受け、米長期金利が大幅上昇。また、朝方発表された2月のニューヨーク州製造業景況指数が5カ月ぶりに改善し、市場予想を上回るなど景気回復期待を背景にドルの買い戻しが台頭すると、金は相場を圧迫された。その後、ドル高一服を受けて金を買い戻す動きも見られたが上値は重く、結局マイナス圏で取引きを終えた。
国内の金相場は、売り優勢となった連休明けのNY相場を映し反落。買取ベースでは1gあたり6,666円(-79円)と、マイナスサイドに転じ反落しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
02/17 6,666円 (-79円)
02/16 6,745円 (+24円)
02/15 6,721円 (±0円)
02/12 6,721円 (-28円)
02/10 6,749円 (-17円)
02/09 6,765円 (+49円)
02/08 6,716円 (+50円)
02/05 6,666円 (-102円)
02/04 6,768円 (-17円)
02/03 6,785円 (-48円)
10日間の金相場平均価格:6,730円/g
【パラジウム相場】連休明け16日のNYパラジウム相場は、ドル高に押される場面もあったが、良好な米国経済指標や景気回復期待を背景に買いが継続し上伸。中心限月の3月限は1トロイオンス2388.20ドル(+5.60ドル)と、中心終値では1月20日相場以来およそ1ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。この日のパラジウムは、堅調となった週末12日相場の流れを引き継ぎ序盤より買いが先行。テクニカルな買いも入り相場は節目の2400ドルを突破し、一時2417.50ドルまで上昇した。しかしその後は、ドル高の進行や金の下げを受けて相場を重くするも、発表された2月のニューヨーク州製造業景況指数が5カ月ぶりに改善し、市場予想を上回るなど、景気回復期待を背景に投資家のリスク選好意欲の高まりを受けて、原油や株式と並びパラジウムも買い支えられる展開となった。また、プラチナが急騰し一時1350ドル圏内まで価格水準を切り上げた事も好材料となり、結局この日も買い優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、堅調地合いが継続した連休明けのNY相場を映し上伸。買取では1gあたり8,861円(+22円)と、4日続伸し上げ幅を拡大。連日で年初来高値を上抜いて、昨年11月11日相場以来およそ3ヶ月ぶりの高値を記録するなど一段高で推移しております。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/17 8861円 (+22円)
02/16 8839円 (+66円)
02/15 8773円 (+116円)
02/12 8657円 (+126円)
02/10 8531円 (-121円)
02/09 8652円 (+22円)
02/08 8630円 (+149円)
02/05 8481円 (+148円)
02/04 8333円 (+83円)
02/03 8250円 (-11円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,601円/g
14:45現在の金相場は1トロイオンス1794.05ドル、パラジウムは2382.70ドル、為替は1$105円89銭前後の値動きで推移しております。