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2021/02/24
【金相場】23日のNY金相場は、前日の急騰に対する反動から利益を確定する動きに押され小反落。中心限月の4月限は1トロイオンス1805.90ドル(-2.50ドル)と、横ばい圏ながら小幅に値を下げ、4営業日ぶりに反落して取引きを終了。金相場はドル安進行やテクニカル要因から、前日は買いが膨らみ1800ドルの水準を回復するなど約2週間ぶりの高値となった。この日は前日まで3日続伸していたこともあり利益確定の売りが出やすかったほか、外国為替市場でのドル相場が上昇に転じたことも金の下押し材料となり序盤は売り先行となった。しかし、米長期金利の伸び悩みや、ユーロの下げ渋りを意識した買いが入ったことで反発すると、以降は前日終値近辺での小動きな展開となった。一方、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長はこの日の議会証言で、米景気回復の状況について「FRBの目標到達には程遠い」などと述べ、金融緩和の維持を改めて明言。ただ、目新しい内容ではなかったこともあり、相場の反応は限られた。
国内の金相場は、22日のNY相場が急騰した事を受けて大幅続伸。買取ベースでは1gあたり6,688円(+72円)と、上げ幅を拡大し、12日相場以来およそ2週間ぶりの高値となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
02/24 6,688円 (+72円)
02/22 6,616円 (+40円)
02/19 6,576円 (-35円)
02/18 6,611円 (-55円)
02/17 6,666円 (-79円)
02/16 6,745円 (+24円)
02/15 6,721円 (±0円)
02/12 6,721円 (-28円)
02/10 6,749円 (-17円)
02/09 6,765円 (+49円)
10日間の金相場平均価格:6,686円/g
【パラジウム相場】23日のNYパラジウム相場は、前2日間の急伸に対する利益確定売りに押され3営業日ぶりに反落。中心限月の3月限は1トロイオンス2335.10ドル(-57.00ドル)と、3営業日ぶりに大幅反落して取引きを終了。前2日間では連日20ドル超の上げ幅となり、22日には1月20日相場以来およそ1ヶ月ぶりの高値を付けるなど一段高となった。この日はそんな前日の堅調な流れを引き継ぎ、時間外取引では買いが先行。ドル安も支援材料となり、相場は一時2402.50ドルと節目の2400ドルを突破した。しかし、欧州時間に入ると流れは反転。利益確定を目的とした売りや、株安・ユーロ安に圧迫された。また、日中取引きでは米国株が軟調スタートとなり下げ幅を広げる場面では、パラジウムも連られたほか、軟調な他貴金属の値動きを眺めてマイナスサイドに反転した。一方で、パウエルFRB議長の議会証言での声明を受け、米国株が上昇に転じた事や安値拾いも入り、引け後は2370ドル水準まで買い戻される展開となった。
国内のパラジウムは、利確売りに押されたNY相場を映し反落。買取では1gあたり8,718円(-214円)と、急伸した前営業日の上げをやや戻し、前日に記録した約3ヶ月ぶり(昨年11月11日相場以来)の高値から値を落す展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/24 8718円 (-214円)
02/22 8932円 (+264円)
02/19 8668円 (-165円)
02/18 8833円 (-28円)
02/17 8861円 (+22円)
02/16 8839円 (+66円)
02/15 8773円 (+116円)
02/12 8657円 (+126円)
02/10 8531円 (-121円)
02/09 8652円 (+22円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,746円/g
13:50現在の金相場は1トロイオンス1815.25ドル、パラジウムは2364.90ドル、為替は1$105円50銭前後の値動きで推移しております。