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2021/02/25
【金相場】24日のNY金相場は、投資家のリスクセンチメントが改善した事を背景に売られ続落。中心限月の4月限は1トロイオンス1797.90ドル(-8.00ドル)と、売り優勢で取引きを終了。米国の景気回復期待を背景に、ニューヨーク債券市場ではこの日も売りが先行。長期金利の指標である10年物国債利回りは一時1.4%台に上昇し、これが外国為替市場でのドル買いを支援した一方で、金は相場を圧迫された。その後は、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長による2日目の議会証言が進むにつれ、長期金利の上昇が一服。金相場にも買い戻しが入るも、堅調な欧州株に続き米国株が最高値を更新するなど、投資家のリスク意欲の高まりが重しとなり、結局マイナス圏で取引きを終えた。
国内の金相場は、為替が円安に傾斜した事を受け上昇。買取ベースでは1gあたり6,718円(+30円)と、3日続伸し、16日相場以来およそ1週間ぶりの高値となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
02/25 6,718円 (+30円)
02/24 6,688円 (+72円)
02/22 6,616円 (+40円)
02/19 6,576円 (-35円)
02/18 6,611円 (-55円)
02/17 6,666円 (-79円)
02/16 6,745円 (+24円)
02/15 6,721円 (±0円)
02/12 6,721円 (-28円)
02/10 6,749円 (-17円)
10日間の金相場平均価格:6,681円/g
【パラジウム相場】24日のNYパラジウム相場は、欧米株価が堅調に推移したほか、FRBパウエル議長による声明や、テクニカル要因から買いが膨らみ急反発。中心限月の3月限は1トロイオンス2422.10ドル(+87.00ドル)と、節目の2400ドルを突破し、中心終値では1月14日相場(2423.30ドル)以来およそ6週間ぶりの高値で取引きを終了。前日は利益確定を目的とした売りが出たが、この日は値頃感が意識され時間外取引より買い戻しが先行した。また、米国の新型コロナの新規感染者数の減少を受けて経済活動の再開が進んでるほか、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長のハト派的な発言などを受けて投資家のリスクセンチメントが改善。堅調な欧州株に続き、米国株も最高値を更新するなど価格水準を切り上げた事で、パラジウムにもテクニカルを含めた買いが殺到し一段高となった。
国内のパラジウム相場は、NY相場が2400ドルを突破し、約6週間ぶりの高値となった事を映し急反発。買取では1gあたり9,020円(+302円)と、大台の9000円台にのせ、昨年11月11日相場(9,048円)以来およそ3ヶ月半ぶりの高値を記録するなど、価格水準を切り上げる展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/25 9020円 (+302円)
02/24 8718円 (-214円)
02/22 8932円 (+264円)
02/19 8668円 (-165円)
02/18 8833円 (-28円)
02/17 8861円 (+22円)
02/16 8839円 (+66円)
02/15 8773円 (+116円)
02/12 8657円 (+126円)
02/10 8531円 (-121円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,746円/g
11:15現在の金相場は1トロイオンス1803.60ドル、パラジウムは2441.85ドル、為替は1$106円09銭前後の値動きで推移しております。