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2021/03/01

【金相場】週末26日のNY金相場は、対ユーロでのドル高などを背景に相場を圧迫され4日続落。中心限月の4月限は1トロイオンス1728.80ドル(-46.60ドル)と、売り優勢で取引きを終了。この日の外国為替市場では対ユーロでドル高が進行。ドル建てで取引される金商品などの割高感につながり、金は相場を圧迫された。また、世界的株安となった事で一部損失補填から金を売る動きが出た模様。一方、米長期金利の指標となる10年物国債利回りはこの日、1.4%台と騰勢はひとまず落ち着き買い戻しが入る場面もあったが、週末を控えた持ち高調整もあって、結局マイナス圏で取引きを終えた。

国内の金相場は、軟調となった週末のNY相場を映し続落。買取ベースでは1gあたり6,511円(-93円)と、マイナス圏での値動きとなりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

03/01  6,511円 (-93円)

02/26  6,604円 (-114円)

02/25  6,718円 (+30円)

02/24  6,688円 (+72円)

02/22  6,616円 (+40円)

02/19  6,576円 (-35円)

02/18  6,611円 (-55円)

02/17  6,666円 (-79円)

02/16  6,745円 (+24円)

02/15  6,721円 (±0円)

10日間の金相場平均価格:6,646円/g



【パラジウム相場】週末26日のNYパラジウム相場は、世界的な株安の流れや、ドル高の進行、軟調な他貴金属を眺めて売りが優勢となり続落。中心限月の6月限は1トロイオンス2313.50ドル(-101.30ドル)と、2月4日相場(約3週間)ぶりの安値に戻して取引きを終了。米国長期金利の上昇を背景に、投資家心理が後退し世界的な株安となった事を受け、この日のパラジウムも時間外取引より売りが先行した。また、外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進行し割高感が意識されたほか、金など他貴金属が軟調となった事も材料視され下げ幅を広げる展開となった。一方、米国の追加経済対策や、新型コロナウイルスのワクチン普及による景気回復観測から押し目を買われる場面もあったが、引き続き軟調な株式や週末を控えた手仕舞い売りもあって、結局この日は約3週間ぶりの安値に戻して引けた。
その後、米下院が1兆9000億ドル(約200兆円)規模の新型コロナウイルス対策法案を27日に可決。バイデン米大統領が同法案の早期承認を議会に促した事もあって、パラジウムは時間外取引にはやや買い戻される展開となった。

国内のパラジウム相場は、調整安となった週末のNY相場を映し続落。買取では1gあたり8,740円(-137円)と、この所の急ピッチでの上昇を受けた調整から、約1週間ぶりの安値に値戻す展開となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

03/01  8740円 (-137円)

02/26  8877円 (-143円)

02/25  9020円 (+302円)

02/24  8718円 (-214円)

02/22  8932円 (+264円)

02/19  8668円 (-165円)

02/18  8833円 (-28円)

02/17  8861円 (+22円)

02/16  8839円 (+66円)

02/15  8773円 (+116円)

10日間のパラジウム相場平均価格:8,826円/g


12:20現在の金相場は1トロイオンス1756.85ドル、パラジウムは2342.30ドル、為替は1$106円63銭前後の値動きで推移しております。