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2021/03/08
【金相場】週末5日のNY金相場は、良好な米国雇用統計や、米国長期金利の高止まり、ドル高進行を背景に圧迫され横ばい圏ながら3日続落。中心限月の4月限は1トロイオンス1698.50ドル(-2.20ドル)と、小幅ながら値を下げて取引きを終了。5日発表された米雇用統計で非農業部門の就業者数、失業率が市場予想を上回る改善を示したことから、景気回復期待を背景に株高となるなど投資家心理がリスク選好に傾く中で、金は相場を圧迫されたほか、外国為替市場ではこの日も米長期金利の高止まりなどを受けドル高・ユーロ安基調が継続した事も相場の重しとなった。ただ、このところ短期間で売りが出たこともあり、1700ドル付近では安値拾いの買いが入り下げ渋る展開となり、結局横ばい圏で引けた。
国内の金相場は、為替が円安に傾斜した事を受け上昇。買取ベースでは1gあたり6,492円(+79円)と、3営業日ぶりに反発し、先週3日相場(約1週間)ぶりの高値となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
03/08 6,492円 (+79円)
03/05 6,413円 (-26円)
03/04 6,439円 (-73円)
03/03 6,512円 (+41円)
03/02 6,471円 (-40円)
03/01 6,511円 (-93円)
02/26 6,604円 (-114円)
02/25 6,718円 (+30円)
02/24 6,688円 (+72円)
02/22 6,616円 (+40円)
10日間の金相場平均価格:6,546円/g
【パラジウム相場】週末5日のNYパラジウム相場は、米国長期金利の高止まりやドル高の進行を受け3日続落。中心限月の6月限は1トロイオンス2329.10ドル(-13.70ドル)と、売り優勢で取引きを終了。5日に米長期金利が一時1.6%台に上昇したほか、外国為替市場ではドルが対主要通貨で上昇したこともあって、ドル建てのパラジウムは他貴金属同様に割高感が意識され序盤より軟調となった。一方、発表された米国の2月雇用統計が良好な内容となった事や、新型コロナウイルスワクチンの普及、3月中旬には米政府による追加経済対策も成立する見通しとなっており、景気回復への期待感が強まった事で原油や株式相場が上昇。パラジウムも連れて反発する動きとなったが、ドル買い加速や週末を控えた持ち高調整売りが出た事で、結局マイナス圏での推移となった。ボラティリティが高いながらも昨年末以降パラジウムはレンジ内での推移となっている。
国内のパラジウム相場は、円安要因から3営業日ぶりにプラス圏に反転し上昇。買取では1gあたり8,894円(+55円)と、前2日間の下げを埋め、直近高値を付けた2月25日相場(約2週間)ぶりの高値に値戻しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/08 8894円 (+55円)
03/05 8839円 (-5円)
03/04 8844円 (-28円)
03/03 8872円 (+28円)
03/02 8844円 (+104円)
03/01 8740円 (-137円)
02/26 8877円 (-143円)
02/25 9020円 (+302円)
02/24 8718円 (-214円)
02/22 8932円 (+264円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,858円/g
13:00現在の金相場は1トロイオンス1711.35ドル、パラジウムは2346.80ドル、為替は1$108円42銭前後の値動きで推移しております。