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2021/03/10

【金相場】9日のNY金相場は、このところの売り過剰感や、米長期金利の低下などを背景に買い戻しが入り5営業日ぶりに急反発。中心限月の4月限は1トロイオンス1716.90ドル(+38.90ドル)と、前4日間の下げを埋め、2日相場以来およそ1週間ぶりの高値に戻して取引きを終了。金相場は先週半ば以降、米長期金利の上昇基調を背景に売り優勢の展開となり前日までに4日続落していた。この日は、10年物米国債利回りの低下をきっかけに金の買い戻しが活発化。このところの売り過剰感や値頃感が意識され、テクニカルな買いなどから上げ幅を拡大し相場は一時1718.70ドルまで上昇した。また、外国為替市場ではドル高・ユーロ安に歯止めがかかり、ドル建て商品としての割高感が弱まったことも金の買いを後押しし、この日は+2.2%と1日の上げ幅では年初4日以来の大きさとなった。

国内の金相場は、大幅高で引けたNY相場を映し急反発。買取ベースでは1gあたり6,543円(+95円)と、2月26日相場以来およそ2週間ぶりの高値に値戻しました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

03/10  6,543円 (+95円)

03/09  6,448円 (-44円)

03/08  6,492円 (+79円)

03/05  6,413円 (-26円)

03/04  6,439円 (-73円)

03/03  6,512円 (+41円)

03/02  6,471円 (-40円)

03/01  6,511円 (-93円)

02/26  6,604円 (-114円)

02/25  6,718円 (+30円)

10日間の金相場平均価格:6,515円/g



【パラジウム相場】9日のNYパラジウム相場は、ドル安を背景に買いが先行した後、株高が一服する場面では連れ安となりマイナスサイドへ沈下。中心限月の6月限は1トロイオンス2292.20ドル(-22.00ドル)と、5営業日続落し、売り地合いが継続して取引きを終了。この日のパラジウムは、軟調となった前日までの安値拾いや値頃感が意識され、序盤は買いが先行した。また、米長期金利の上昇やドル高進行が一服したほか、米国株も上げ幅を拡大してスタートした事も好感され堅調となった。ただその後は、持ち高調整売りや、株高が一服する場面に連れてパラジウムも売り優勢に反転し、結局マイナスサイドで取引きを終えた。

国内のパラジウム相場は、売り優勢となったNY相場を映し続落。買取では1gあたり8,767円(-99円)と、マイナス圏での値動きとなりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

03/10  8767円 (-99円)

03/09  8866円 (-22円)

03/08  8894円 (+55円)

03/05  8839円 (-5円)

03/04  8844円 (-28円)

03/03  8872円 (+28円)

03/02  8844円 (+104円)

03/01  8740円 (-137円)

02/26  8877円 (-143円)

02/25  9020円 (+302円)

10日間のパラジウム相場平均価格:8,856円/g


11:00現在の金相場は1トロイオンス1718.65ドル、パラジウムは2296.80ドル、為替は1$108円72銭前後の値動きで推移しております。