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2021/03/11
【金相場】10日のNY金相場は、米長期金利の伸び悩みやドル安を背景に買いが継続し続伸。中心限月の4月限は1トロイオンス1721.80ドル(+4.90ドル)と、2日相場以来およそ1週間ぶりの高値で取引きを終了。朝方発表された2月の米消費者物価指数(CPI)の上昇率が予想を下回り、全般的なインフレ圧力が引き続き抑制される状況が示唆された事を受けて、米長期金利の上昇に歯止めがかかり、外国為替市場でもドルを売る動きが台頭。金相場は割安感などに支えられ買いが進行した。一方、1.9兆ドル規模の米国追加経済対策が、12日にも成立する見通しとなった事で、株式相場のNYダウは初の3万2000ドル台に乗せるなど史上最高値を更新。株高に押される場面もあったが、押し目買いなどから堅調を維持し、そのまま買い優勢で引けた。
国内の金相場は、買いが継続したNY相場を映し続伸。買取ベースでは1gあたり6,566円(+23円)と、連日で月初来高値を抜いて、2月26日相場以来およそ2週間ぶりの高値に値戻しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
03/11 6,566円 (+23円)
03/10 6,543円 (+95円)
03/09 6,448円 (-44円)
03/08 6,492円 (+79円)
03/05 6,413円 (-26円)
03/04 6,439円 (-73円)
03/03 6,512円 (+41円)
03/02 6,471円 (-40円)
03/01 6,511円 (-93円)
02/26 6,604円 (-114円)
10日間の金相場平均価格:6,500円/g
【パラジウム相場】10日のNYパラジウム相場は、売り買いが拮抗するも小幅高で引け6営業日ぶりに反発。中心限月の6月限は1トロイオンス2293.20ドル(+1.00ドル)と、横ばい圏ながらプラス圏で取引きを終了。この日のパラジウムは、売り優勢となった前日相場の流れを引き継ぎ時間外取引では安寄りした。一方、米労働省が朝方発表した2月の消費者物価指数(CPI)が低調な結果となり、インフレ加速への懸念が後退したことを受け米長期金利の上昇が一服。外国為替市場でもドルを売る動きが台頭し、ドル建てのパラジウムは買い戻される展開となった。また、米連邦議会下院は10日、バイデン大統領が提案した1.9兆ドル(約200兆円)の新型コロナウイルス対策を民主党主導で可決。既に上院は通過済みで、バイデン大統領が12日に署名して成立する見通しから景気回復期待が膨らんだほか、株式相場が軒並み堅調となりNYダウが史上最高値を更新するなど一段高となった事が好材料となり、パラジウムもプラスサイドに反転する展開となった。
国内のパラジウム相場は、為替要因から上げを相殺され小幅安に。買取では1gあたり8,756円(-11円)と、3営業日続落となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/11 8756円 (-11円)
03/10 8767円 (-99円)
03/09 8866円 (-22円)
03/08 8894円 (+55円)
03/05 8839円 (-5円)
03/04 8844円 (-28円)
03/03 8872円 (+28円)
03/02 8844円 (+104円)
03/01 8740円 (-137円)
02/26 8877円 (-143円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,830円/g
12:20現在の金相場は1トロイオンス1737.85ドル、パラジウムは2291.60ドル、為替は1$108円54銭前後の値動きで推移しております。