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2021/03/15
【金相場】週末12日のNY金相場は、米長期金利が再上昇する中で売られ、4営業日ぶりに反落。中心限月の4月限は1トロイオンス1719.80ドル(-2.80ドル)と、横ばい圏ながら小幅安に転じて取引きを終了。この日の金相場は、買いが続いた前日までの反動から、利益を確定する動きが出やすかった事から時間外取引より安寄りした。また、米長期金利が再浮上したほか、外国為替市場では対ユーロでドルが上昇。ドル建てで取引される金商品は割高感が意識され、金の圧迫材料となった。加えて、米株式市場では、ダウ工業株30種平均が取引時間中の史上最高値を連日更新。相対的に金は売りが旺盛となり一時1700ドルを割り込む場面もあった。しかし、売り一巡後は買い戻しが活発化。値頃感や週末を控えた持ち高調整買いが入り、引けにかけて前日終値水準まで値戻す展開となった。
国内の金相場は、週末のNY市場では小反落するも、為替が円安に傾斜した事を受け6,600円台に乗せるなど上げ幅を拡大。買取ベースでは1gあたり6,604円(+31円)と、月初来高値を上抜いて、2月25日相場以来およそ3週間ぶりの高値を更新しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
03/15 6,604円 (+31円)
03/12 6,573円 (+7円)
03/11 6,566円 (+23円)
03/10 6,543円 (+95円)
03/09 6,448円 (-44円)
03/08 6,492円 (+79円)
03/05 6,413円 (-26円)
03/04 6,439円 (-73円)
03/03 6,512円 (+41円)
03/02 6,471円 (-40円)
10日間の金相場平均価格:6,506円/g
【パラジウム相場】週末12日のNYパラジウム相場は、米国の景気回復期待感の高まりや、株式相場が連日で史上最高値を更新した事が好感され堅調地合いが継続。中心限月の6月限は1トロイオンス2360.70ドル(+19.10ドル)と、3営業日続伸し、2日相場以来およそ2週間ぶりの高値で取引きを終了。この日のパラジウムは、急伸した前日相場の反動やドル高進行を背景に、時間外取引では売りが先行し安寄りした。しかし、米国での新型コロナウイルスのワクチン接種ペース加速や、1兆9000億ドル(約207兆円)規模の経済対策成立を背景に、同国景気の早期回復期待が拡大。NYダウが連日で史上最高値を更新するなど投資家のリスク選好意欲が高まる中、パラジウムにも買いが入り急反発した。一方、長期金利の再上昇や、ドル高進行を受け相場を重くするが、週末を控えた持ち高調整や押し目買いが入り、結局20ドル近い上げ幅を維持して引けた。
国内のパラジウム相場は、一段高となった週末のNY相場を映し上げ幅を拡大。買取では1gあたり9,020円(+115円)と、連日で3桁高で推移し、大台の9,000円台に浮上。年初来高値の2月25日相場(9,020円)と並び、昨年11月11日相場以来およそ4ヶ月ぶりの高値となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/15 9020円 (+115円)
03/12 8905円 (+149円)
03/11 8756円 (-11円)
03/10 8767円 (-99円)
03/09 8866円 (-22円)
03/08 8894円 (+55円)
03/05 8839円 (-5円)
03/04 8844円 (-28円)
03/03 8872円 (+28円)
03/02 8844円 (+104円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,861円/g
11:55現在の金相場は1トロイオンス1731.45ドル、パラジウムは2355.20ドル、為替は1$109円15銭前後の値動きで推移しております。