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2021/03/17
【金相場】16日のNY金相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策会合の結果発表を翌日に控えて様子見ムードとなる中、小幅高で推移し続伸。中心限月の4月限は1トロイオンス1730.90ドル(+1.70ドル)と、横ばいながら値を伸ばしプラス圏で取引きを終了。米連邦準備理事会(FRB)が17日に公表する米連邦公開市場委員会(FOMC)結果や議長会見を控え、持ち高調整の買いがやや優勢だった。FOMCで低金利を維持する姿勢が改めて示されれば、価格がさらに下支えされるとの見方が広がった。一方で、外国為替市場でドルがユーロなどに対して買われ、ドル建の金商品は上値を抑えられる展開となり、小幅高で引けた。
国内の金相場は、NY市場では買いが続くも、為替が円高に振れた事を受け小反落。買取ベースでは1gあたり6,626円(-3円)と、横ばいながら小幅安となり、6営業日ぶりにマイナス圏に転じました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
03/17 6,626円 (-3円)
03/16 6,629円 (+25円)
03/15 6,604円 (+31円)
03/12 6,573円 (+7円)
03/11 6,566円 (+23円)
03/10 6,543円 (+95円)
03/09 6,448円 (-44円)
03/08 6,492円 (+79円)
03/05 6,413円 (-26円)
03/04 6,439円 (-73円)
10日間の金相場平均価格:6,533円/g
【パラジウム相場】16日のNYパラジウム相場は、テクニカル要因から買いが膨らみ暴騰。中心限月の6月限は1トロイオンス2491.90ドル(+118.20ドル)と、5営業日続伸し一段高へ。中心終値では年初来高値の1月5日相場(2493.40ドル)以来およそ2ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。この日のパラジウムは、強地合いが継続した前日相場の流れを引き継ぎ、アジア時間の午後から買いが膨らみ節目の2400ドル台を突破した。その後、売り買い拮抗となり2400ドルを挟んでもみ合うも、欧州時間に入ると買いの勢いが加速し急速に上げ幅を拡大。ニューヨーク時間に入ってもテクニカルな買いが入った事で買いは活発となり、相場は一時2529ドルと節目の2500ドルをも突破し、昨年2月27日相場以来およそ1年1ヵ月ぶりの高値を記録した。その後、一部で調整売りもあった事で2500ドル台を維持する事は出来なかったが、利確売りを吸収し100ドル以上の上げ幅を維持して引けた。なお、1日の上げ幅では昨年5月18日相場以来の大きさとなり、5連騰した5日間の上げ幅は+199.70ドル(+8%)
国内のパラジウム相場は、暴騰となったNY相場を映し一段高へ。買取では1gあたり9,482円(+368円)と、9,400円台に乗せるなど急伸。連日で年初来高値を上抜き、昨年3月5日相場(9,532円)以来およそ1年ぶりの高値を記録するなど価格水準を切り上げる展開となりました。なお、4連騰となった4日間のパラジウムの上げ幅は+726円(+7.6%)で推移しております。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/17 9482円 (+389円)
03/16 9114円 (+94円)
03/15 9020円 (+115円)
03/12 8905円 (+149円)
03/11 8756円 (-11円)
03/10 8767円 (-99円)
03/09 8866円 (-22円)
03/08 8894円 (+55円)
03/05 8839円 (-5円)
03/04 8844円 (-28円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,949円/g
11:50現在の金相場は1トロイオンス1736.15ドル、パラジウムは2485.20ドル、為替は1$109円11銭前後の値動きで推移しております。