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2021/04/16
【金相場】15日のNY金相場は、米長期金利の低下などを背景に買われ急反発。中心限月の6月限は1トロイオンス1766.80ドル(+30.50ドル)と、直近高値を上抜き、中心終値では2月25日相場(1775.40ドル)以来およそ1ヶ月半ぶりの高値で取引きを終了。この日発表された米国経済指標(米小売売上高と新規失業保険申請件数)がともに堅調な結果となり、米国経済の回復加速を示唆する内容だったものの、テクニカル要因から債券の買い戻しが進み、米国長期金利が低下。また、外国為替市場ではドルの上昇が抑えられ、ドル建てで取引される金商品に買いが入りやすくなり、相場は一時1770.60ドルの高値を付けた。一方、米国株式が最高値を更新するなどリスク資産が堅調となるも、他貴金属の上昇やテクニカルな買いが入り、この日は一段高で取引きを終えた。
国内の金相場は、およそ1ヶ月半ぶりの高値となったNY相場を映し急反発。買取ベースでは1gあたり6,718円(+80円)と、直近高値を上抜き、2月16日相場以来およそ2ヶ月ぶりの高値を更新しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
04/16 6,718円 (+80円)
04/15 6,638円 (-28円)
04/14 6,666円 (+17円)
04/13 6,649円 (-44円)
04/12 6,693円 (-23円)
04/09 6,716円 (+30円)
04/08 6,686円 (-16円)
04/07 6,702円 (+26円)
04/06 6,676円 (-15円)
04/05 6,691円 (+18円)
10日間の金相場平均価格:6,684円/g
【パラジウム相場】15日のNYパラジウム相場は、需給バランスの観点や、株高・ドル安要因、他貴金属の上昇などが重なり一代高値を更新。中心限月の6月限は1トロイオンス2739.40ドル(+60.00ドル)と、節目の2700ドルを突破。過去最高値を記録した2020年2月27日相場(2711.70ドル)を上抜いて、史上最高値を更新するなど価格水準を切り上げて取引きを終了。産出国であるロシアの供給縮小への警戒感や、ドル安の進行を背景に時間外取引きより買いが活発化し上昇した。また、朝方発表の3月の米小売売上高が市場予想を大幅に上回って伸びたほか、ニューヨーク連銀の製造業景況指数や米新規失業保険申請件数も市場予想より堅調となった事から、新型コロナウイルスワクチンの普及で米経済の正常化が進み、需要が拡大するとの期待感が強まった事で、パラジウムは買いが活発化。加えて、米株式相場が軒並み最高値を記録するなど上昇し、リスク資産であるパラジウムも連れ高の様相となり、相場は一時2770ドルを付けるなど価格水準を切り上げる展開となった。
国内のパラジウム相場は、史上最高値を更新するなど一段高となったNY相場を映し急反発。買取ベースでは1gあたり10,390円(+165円)と、5日の年初来高値(10,346円)を上抜いて、過去最高値を記録した2020年2月28日相場(10,923円)以来およそ1年2ヶ月ぶりの高値を更新するなど価格水準を切り上げる展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
04/16 10,390円 (+165円)
04/15 10,225円 (-16円)
04/14 10,241円 (-39円)
04/13 10,280円 (+127円)
04/12 10,153円 (+66円)
04/09 10,087円 (-17円)
04/08 10,104円 (-159円)
04/07 10,263円 (-11円)
04/06 10,274円 (-72円)
04/05 10,346円 (+39円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,236円/g
11:20現在の金相場は1トロイオンス1766.70ドル、パラジウムは2747.65ドル、為替は1$108円87銭前後の値動きで推移しております。