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2021/04/28
【金相場】27日のNY金相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策発表を翌日に控えて様子見ムードが広がり、ほぼ横ばいの値動きに。中心限月の6月限は1トロイオンス1778.80ドル(-1.30ドル)と、小幅ながらマイナス圏に反転して取引きを終了。この日の金相場は、米債券市場で長期金利が上昇し相場はやや下押されるも、28日の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明発表や、パウエルFRB議長の記者会見を前に内容を見極めたいとの思惑から積極的な商いは手控えられ全体的に小動きな展開に。発表された4月の米消費者信頼感指数が前月に続いて大幅上昇となるも、相場への影響は限定的だった。FRBが景気判断を引き上げると見込まれる一方で、資産購入の段階的な縮小のタイミングについて言及があるかどうか注目されている。
国内の金相場は、NY相場では小幅安に転じるも、円安要因からプラス圏での値動きとなり小幅続伸。買取ベースでは1gあたり6,756円(+6円)と、横ばい圏ながら値を伸ばす展開となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
04/28 6,756円 (+6円)
04/27 6,750円 (+32円)
04/26 6,718円 (-20円)
04/23 6,738円 (-38円)
04/22 6,776円 (+55円)
04/21 6,721円 (+20円)
04/20 6,701円 (-63円)
04/19 6,764円 (+46円)
04/16 6,718円 (+80円)
04/15 6,638円 (-28円)
10日間の金相場平均価格:6,728円/g
【パラジウム相場】27日のパラジウム相場は、堅調な米国経済指標や、テクニカル要因から買いが進み連日で一代高値を更新。中心限月の6月限は1トロイオンス2952.60ドル(+43.30ドル)と、3連騰し、前日に続いて史上最高値を更新して取引きを終了。この日発表された4月の米消費者信頼感指数は、前月に続いて大幅に上昇し、新型コロナウイルスがパンデミック(世界的大流行)となって以来の高水準となった。雇用の伸びが加速しワクチンの接種が進む中、消費者は景気の改善にますます楽観的になっているほか、活動制限の緩和に伴い、消費や投資が一層加速するとの見方が台頭し、パラジウムも買いが膨らんだ。また、ロシアの生産減少による供給逼迫への先行き不安や、テクニカルな買いも巻き込み急騰。相場は一時2962.50ドルまで上げ幅を拡大し、連日で歴代最高値を塗り替えるなど一段高の様相となった。
需給バランスの観点から上げ幅を拡大中のパラジウムは、今週初めより終値では初めて2900ドルを突破し最高値記録を連日で更新。月間ではこの日までに+332.70ドル(+11.2%)、年初来では+498.80ドル(+16.9%)となるなど、価格水準を大幅に切り上げて推移中。
国内のパラジウム相場は、NY相場が連日で史上最高値を更新するなど急騰した事を受け、国内でも3連騰し連日で歴代最高値を更新。買取では1gあたり11,143円(+143円)と、価格水準を切り上げ一段高での推移となっております。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
04/28 11,143円 (+143円)
04/27 11,000円 (+286円)
04/26 10,714円 (+55円)
04/23 10,659円 (-198円)
04/22 10,857円 (+379円)
04/21 10,478円 (-66円)
04/20 10,544円 (+39円)
04/19 10,505円 (+115円)
04/16 10,390円 (+165円)
04/15 10,225円 (-16円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,652円/g
10:30現在の金相場は1トロイオンス1779.70ドル、パラジウムは2939.30ドル、為替は1$108円90銭前後の値動きで推移しております。