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2021/05/11
【金相場】週明け10日のNY金相場は、前週末の米雇用統計を受けた買いの流れが継続し4営業日続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1837.60ドル(+6.30ドル)と、中心終値では2月10日相場以来およそ3ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。前週末の弱い雇用統計を背景に、米金融緩和の長期化観測が高まった事で、金には追い風となりこの日も序盤より買いが先行した。一方、このところ急速に買いが進み、約3ヶ月ぶりの高値水準で推移するなど一段高となっていた事から、利確売りも出やすく一時マイナスサイドに沈下する場面もあったが、長期金利の低下や株安などが下支えとなりプラス圏に再浮上した。ただこの日の市場は全般に新規の手掛かりに乏しく、全体的に方向感に乏しく、狭いレンジでの値動きとなった。
国内の金相場は、上値追いの展開となった週明けのNY相場を映し堅調地合いが継続。買取ベースでは1gあたり6,988円(+19円)と、連日で直近高値を上抜き、年初来高値を記録した1月6日相場(7,016円)以来およそ4ヵ月ぶりの高値となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
05/11 6,988円 (+19円)
05/10 6,969円 (+50円)
05/07 6,919円 (+97円)
05/06 6,822円 (+66円)
04/30 6,756円 (±0円)
04/28 6,756円 (+6円)
04/27 6,750円 (+32円)
04/26 6,718円 (-20円)
04/23 6,738円 (-38円)
04/22 6,776円 (+55円)
10日間の金相場平均価格:6,819円/g
【パラジウム相場】週明け10日のNYパラジウム相場は、前日までの下げに対する反動から買い戻しが優勢となり急反発。中心限月の6月限は1トロイオンス2968.20ドル(+43.10ドル)と、5営業日ぶりに反発して取引きを終了。調整地合いが続いた前日までの安値反動から、この日のパラジウムは時間外取引きより買い戻しが入り上昇した。また、米パイプライン最大手のコロニアル・パイプラインが、サイバー攻撃により操業を全面的に停止したことなどによる原油高や、金の押し目が買われたことを受けてパラジウムも急騰。欧州時間に入るとドル安も支援要因となり、相場は一時大台の3,000を付けるなど価格水準を切り上げる展開となった。その後、コロニアル・パイプラインは今週末までに復旧させると表明し、原油高が一服すると幾分上げ幅を縮小するも、米国では経済活動の正常化で需要が回復するとの観測が強く、需給逼迫を意識された買い支えが入り、この日は大幅高で引けた。
国内のパラジウム相場は、プラス圏に反転した週明けのNY相場を映し反発。買取では1gあたり11,286円(+60円)と、3営業日ぶりに値を上げ反発しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
05/11 11,286円 (+60円)
05/10 11,226円 (-27円)
05/07 11,253円 (-55円)
05/06 11,308円 (+66円)
04/30 11,242円 (+99円)
04/28 11,143円 (+143円)
04/27 11,000円 (+286円)
04/26 10,714円 (+55円)
04/23 10,659円 (-198円)
04/22 10,857円 (+379円)
10日間のパラジウム相場平均価格:11,069円/g
11:40現在の金相場は1トロイオンス1846.80ドル、パラジウムは2966.10ドル、為替は1$108円89銭前後の値動きで推移しております。