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2021/05/28

【金相場】27日のNY金相場は、米国長期金利やドルの上昇を受け、4日ぶりに小反落。中心限月の8月限は1トロイオンス1898.50ドル(-5.30ドル)と、前日に付けた約4ヶ月半ぶり(1月7日相場来)の高値から値を下げて取引きを終了。この日発表された米週間新規失業保険申請は40万6000件と、新型コロナウイルス感染拡大以降の最低水準を4週連続で更新した。雇用改善の継続が確認され、景気回復への期待から長期金利が上昇。対ユーロでドルが上昇し、割高感が意識された金は売りが優勢となり、マイナスサイドに反転した。また、短期的に買われ過ぎ感がやや強まっていたことも売り要因となった。ただ、依然としてインフレヘッジ目的や、仮想通貨に対するリスクヘッジ目的としても買い支えられ、底値も堅かった。

国内の金相場は、円安要因から堅調地合いを維持し3日続伸。買取ベースでは1gあたり7,299円(+53円)と、連日で年初来高値を上抜き、2020年9月2日相場(7,333円)以来およそ9ヶ月ぶりの高値を更新するなど一段高となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

05/28  7,299円 (+53円)

05/27  7,246円 (+14円)

05/26  7,232円 (+86円)

05/25  7,146円 (-35円)

05/24  7,181円 (+37円)

05/21  7,144円 (+3円)

05/20  7,141円 (+18円)

05/19  7,123円 (-22円)

05/18  7,145円 (+78円)

05/17  7,067円 (+66円)

10日間の金相場平均価格:7,172円/g



【パラジウム相場】27日のNYパラジウム相場は、米国経済の回復基調を示す指標内容や、値頃感が意識され急反発。中心限月の9月限は1トロイオンス2810.50ドル(+57.80ドル)と、先週20日相場(2870.20ドル)以来1週間ぶりの高値に戻し、同日ぶりに節目の2800ドル台に乗せて取引きを終了。売り優勢となった前日相場の流れを引き継ぎ、この日のパラジウムは時間外取引きでは安寄りした。一方、発表された米国内総生産(GDP)改定値で個人消費が上方修正されたことや、米新規失業保険申請件数が昨年のコロナ感染拡大以降では最も良好な結果となるなど景気回復期待も強く、投資家のリスク選好意欲が高まる中、パラジウムにも買いが入り反転上昇。加えて、最近の調整売りに対する値頃感による買い戻しや、テクニカル要因もあって上げ幅を拡大。相場は一時2847ドルまで急騰した。その後、長期金利の上昇やドル高に上値を抑えられるも堅調な株式市場を眺めて、そのまま買い優勢で引けた。

国内のパラジウム相場は、急反発したNY相場や円安要因を受け大幅高に。買取では1gあたり10,775円(+248円)と、21日相場(1週間)ぶりの高値に値戻す展開となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

05/28  10,775円 (+248円)

05/27  10,527円 (-77円)

05/26  10,604円 (+99円)

05/25  10,505円 (-182円)

05/24  10,687円 (-286円)

05/21  10,973円 (-110円)

05/20  11,083円 (-66円)

05/19  11,149円 (-66円)

05/18  11,215円 (+17円)

05/17  11,198円 (+77円)

10日間のパラジウム相場平均価格:10,872円/g


10:40現在の金相場は1トロイオンス1899.70ドル、パラジウムは2819.55ドル、為替は1$109円93銭前後の値動きで推移しております。