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2021/06/03
【金相場】2日のNY金相場は、米国長期金利の伸び悩みを意識した買いが入り反発。中心限月の8月限は1トロイオンス1909.90ドル(+4.90ドル)と、直近高値を抜いて1月7日相場(1913.60ドル)以来およそ5ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。この日の金相場は、時間外取引では売りが先行し1896.40ドルまで下げたが、その後反転し上昇。通常取引に入ると、米長期金利の指標となる10年物国債利回りが1.59%近辺に低下する中で、金は買われやすくプラス圏に浮上した。ただ、買い一巡後は、一部で利益確定とみられる売りも出たほか、週末にかけて発表される一連の米雇用関連指標を前に様子見ムードが広がり、小動きな展開となった。
国内の金相場は、約5ヶ月ぶりの高値を更新するなど堅調となったNY相場を映し3営業日ぶりに上昇。買取ベースでは1gあたり7,335円(+47円)と、5月31日に付けた直近高値を上抜いて、2020年8月19日相場(7,414円)以来およそ10ヶ月ぶりの高値を更新しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
06/03 7,335円 (+47円)
06/02 7,288円 (-15円)
06/01 7,303円 (-19円)
05/31 7,322円 (+23円)
05/28 7,299円 (+53円)
05/27 7,246円 (+14円)
05/26 7,232円 (+86円)
05/25 7,146円 (-35円)
05/24 7,181円 (+37円)
05/21 7,144円 (+3円)
10日間の金相場平均価格:7,250円/g
【パラジウム相場】2日のNYパラジウム相場は、原油高や株高、長期金利の低下などを背景に買われ4営業日続伸。中心限月の9月限は1トロイオンス2868.60ドル(+5.40ドル)と、20日相場(2870.20ドル)以来およそ2週間ぶりの高値で取引きを終了。欧米各国で新型コロナウイルスのワクチン普及が進む中、経済活動再開を背景に需要が旺盛となる見立てからパラジウムは前日に続いて買いが先行し上伸した。また、夏の行楽シーズンのガソリン需要増期待などから原油が買われ、約2年7ヶ月(2018年10月下旬)ぶりの高値を更新した事も支援材料となったほか、米国長期金利の低下や、米国株も上昇してスタートした事が好感され上げ幅を拡大。相場は一時2875.50ドルまで値を伸ばす場面もあった。途中、利確売りからやや下押されるも、下げた局面では押し目を買われ、結局この日もプラス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、引き続き買い優勢となったNY相場を映し上げ幅を拡大。買取では1gあたり10,995円(+66円)と、前日と同額を値上げ5営業日続伸。11,000円圏内に水準を伸ばし、5月20日相場以来およそ2週間ぶりの高値に値戻す展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
06/03 10,995円 (+66円)
06/02 10,929円 (+66円)
06/01 10,863円 (+44円)
05/31 10,819円 (+44円)
05/28 10,775円 (+248円)
05/27 10,527円 (-77円)
05/26 10,604円 (+99円)
05/25 10,505円 (-182円)
05/24 10,687円 (-286円)
05/21 10,973円 (-110円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,768円/g
12:00現在の金相場は1トロイオンス1909.70ドル、パラジウムは2870.25ドル、為替は1$109円69銭前後の値動きで推移しております。