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2021/06/11

【金相場】10日のNY金相場は、米物価指標の上振れを受けて買い戻され小幅続伸。中心限月の8月限は1トロイオンス1896.40ドル(+0.90ドル)と、横ばい圏ながら上伸して取引きを終了。この日の金相場は、時間外取引では売りが先行し安寄りした。一方、朝方発表された5月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比5.0%上昇と、12年9カ月ぶりの大幅な伸びとなった。これを受けて、インフレヘッジ目的などからの金買いが膨らみ、それまでの下げ幅を一掃。また、FRBは現行の金融緩和策を当面は維持するとの見方が台頭した事で長期金利が低下した事も買い材料となったほか、欧州中央銀行(ECB)が政策金利を据え置き、大規模な金融緩和策の維持を決定したことも支援材料となり、相場は一時1900ドル台に浮上する場面もあった。

国内野村金相場は、小幅続伸したNY相場を映し反発。買取ベースですは1gあたり7,268円(+20円)と、3営業日ぶりに値を上げ反発しました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

06/11  7,268円 (+20円)

06/10  7,248円 (-26円)

06/09  7,274円 (-12円)

06/08  7,286円 (+4円)

06/07  7,282円 (+44円)

06/04  7,238円 (-97円)

06/03  7,335円 (+47円)

06/02  7,288円 (-15円)

06/01  7,303円 (-19円)

05/31  7,322円 (+23円)

10日間の金相場平均価格:7,284円/g



【パラジウム相場】10日のNYパラジウム相場は、良好な米国経済指標や、前日までの下げに対する買い戻しが入り4営業日ぶりに反発。中心限月の9月限は1トロイオンス2777.70ドル(+4.90ドル)と、プラス圏に転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、軟調となった前日相場の流れを引き継ぎ時間外取引では小安く推移した。一方、朝方発表された米週間新規失業保険申請件数は6週連続で減少し、景気回復ペースの加速を印象付ける内容となったほか、5月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比上昇率が12年9カ月ぶりの高い伸びとなり、米国の景気回復を示す内容となった事が買い材料となり、相場は次第に買い優勢となりプラス圏に反転。加えて、欧米経済の活動再開による景気回復への期待感や、原油相場が約2年8ヵ月(2018年10月中旬)ぶりの高値となった事、前日までの下げに対する反動買いから、相場は一時2786ドルまで上げ幅を拡大する場面もあった。その後、買い一巡後はドルの値動きを眺めて上値を抑えられるも、下値では押し目買いに支えられ、この日は買い優勢で取引きを終えた。

国内のパラジウム相場は、NY市場では買いに転じるも円高要因から国内では値を落とし3日続落。買取では1gあたり10,637円(-55円)と、マイナス圏での値動きとなりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

06/11  10,637円 (-55円)

06/10  10,692円 (-110円)

06/09  10,802円 (-83円)

06/08  10,885円 (±0円)

06/07  10,885円 (-49円)

06/04  10,934円 (-61円)

06/03  10,995円 (+66円)

06/02  10,929円 (+66円)

06/01  10,863円 (+44円)

05/31  10,819円 (+44円)

10日間のパラジウム相場平均価格:10,844円/g


14:35現在の金相場は1トロイオンス1893.30ドル、パラジウムは2770.60ドル、為替は1$109円42銭前後の値動きで推移しております。