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2021/06/15

【金相場】週明け14日のNY金相場は、ドル高の進行や翌日から始まるFOMCを前に持ち高調整売りが出やすかった事で続落。中心限月の8月限は1トロイオンス1865.90ドル(-13.70ドル)と、売り優勢で取引きを終了。今週15日ー16日開催のFOMC後の声明や記者会見で、量的金融緩和策の縮小開始が示唆される可能性を警戒し、アジア市場の取引開始後に売りが優勢となり、ニューヨーク市場の序盤にかけて1845.70ドルまで売りが進んだ。ただ、米国株式がまちまちの値動きとなったほか、安値拾いの買いも入り上昇。相場は一時1872.00ドルまで戻す場面もあった。その後は、FOMCを控えた様子見から1860ドル台で推移した。

国内の金相場は、売り優勢となった週明けのNY市場を映して続落。買取ベースでは1gあたり7,186円(-10円)と、値を下げマイナス圏での値動きとなりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

06/15  7,186円 (-10円)

06/14  7,196円 (-72円)

06/11  7,268円 (+20円)

06/10  7,248円 (-26円)

06/09  7,274円 (-12円)

06/08  7,286円 (+4円)

06/07  7,282円 (+44円)

06/04  7,238円 (-97円)

06/03  7,335円 (+47円)

06/02  7,288円 (-15円)

10日間の金相場平均価格:7,260円/g



【パラジウム相場】週明け14日のNYパラジウム相場は、対ユーロでドル高が進んだほか、FOMCを控えた手仕舞い売りに押され3営業日ぶりに反落。中心限月の9月限は1トロイオンス2756.60ドル(-24.20ドル)と、マイナス圏に反転して取引きを終了。この日のパラジウム相場は、時間外取引よりドルの値動きを眺めて売り買いが交錯し拮抗した。その後、欧州中央銀行(ECB)ラガルド総裁のハト派発言もあり、外国為替市場ではユーロ売り・ドル買いが活発化。ドル建てのパラジウムは割高感が意識され相場を圧迫された。また、米国株が冴えない展開となった事や、金の下げなどもありパラジウムも売り優勢に。一方、先進国を中心に新型コロナウイルスワクチンの接種ペースが加速するなど経済活動再会への先行き期待や、ドル買いが一服する場面では押し目買いも入るが、翌日から始まるFOMCを控えた様子見ムードから上値を重くした。

国内のパラジウム相場は、3営業日ぶりに反落した週明けのNY相場を映しマイナス圏へ反転。買取では1gあたり10,604円(-55円)と、値を下げ反落となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

06/15  10,604円 (-55円)

06/14  10,659円 (+22円)

06/11  10,637円 (-55円)

06/10  10,692円 (-110円)

06/09  10,802円 (-83円)

06/08  10,885円 (±0円)

06/07  10,885円 (-49円)

06/04  10,934円 (-61円)

06/03  10,995円 (+66円)

06/02  10,929円 (+66円)

10日間のパラジウム相場平均価格:10,802円/g


12:30現在の金相場は1トロイオンス1870.25ドル、パラジウムは2759.70ドル、為替は1$110円13銭前後の値動きで推移しております。