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2021/06/17

【金相場】16日のNY金相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策発表を前に、長期金利の低下を眺めて買われ4営業日ぶりに反発。中心限月の8月限は1トロイオンス1861.40ドル(+5.00ドル)と、買い優勢で取引きを終了。ただし、引け後のFOMC結果がタカ派寄りとなった事を受けて金は時間外取引では売りに転じて推移している。この日の金相場は、時間外取引では高寄りしたのち、米連邦公開市場委員会(FOMC)に対する警戒感が残るなか、欧州時間のドル高を受けて戻りを売られた。一方、日中取引では、米小売売上高が予想外に減少したことや長期金利が低下したのを眺めて買い戻しが活発となり、プラス圏で引けた。
ただ、通常取引終了後の取引では、FRBが午後に示した利上げ予想が前倒しされたことを受け、米長期金利が大きく上昇。対ユーロでドル買いが進んだことが重しとなり、金は調整目的から売り優勢の展開となった。

国内の金相場は、引け後のFOMC結果を受け売りに反転したNY相場を映しマイナス圏へ。買取ベースでは1gあたり7,050円(-100円)と、4営業日続落となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

06/17  7,050円 (-100円)

06/16  7,150円 (-36円)

06/15  7,186円 (-10円)

06/14  7,196円 (-72円)

06/11  7,268円 (+20円)

06/10  7,248円 (-26円)

06/09  7,274円 (-12円)

06/08  7,286円 (+4円)

06/07  7,282円 (+44円)

06/04  7,238円 (-97円)

10日間の金相場平均価格:7,218円/g



【パラジウム相場】16日のNYパラジウム相場は、この所の安値地合いによる反動や、テクニカル要因から買われ大幅続伸。中心限月の9月限は1トロイオンス2836.80ドル(+72.00ドル)と、節目の2800ドルを超え、中心終値では6月7日相場(2837.70ドル)以来およそ2週間ぶりの高値で取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優った前日相場の流れを引き継ぎ、時間外取引のアジア市場より買いが先行し上伸した。その後、欧州時間に入るとドル高の進行から上値を重くするも、日中取引きに入ると再び買いが活発化し上げ幅を拡大。 この所の安値に対する反動買いや、テクニカルな買いも入り一時2843ドルを付けるなど6月上旬ぶりの高値を付けた。その後、FOMC結果を控えて様子見ムードが広がったほか、株式の下げやドル高進行を眺め、やや上値を重くするも、下では押し目買いに支えられ、この日は大幅高で取引きを終えた。

国内のパラジウム相場は、大幅続伸し一段高となったNY相場を映し急伸。買取では1gあたり10,808円(+176円)と、上げ幅を拡大し、8日相場以来およそ2週間ぶりの高値となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

06/17  10,808円 (+176円)

06/16  10,632円 (+28円)

06/15  10,604円 (-55円)

06/14  10,659円 (+22円)

06/11  10,637円 (-55円)

06/10  10,692円 (-110円)

06/09  10,802円 (-83円)

06/08  10,885円 (±0円)

06/07  10,885円 (-49円)

06/04  10,934円 (-61円)

10日間のパラジウム相場平均価格:10,754円/g


14:30現在の金相場は1トロイオンス1826.20ドル、パラジウムは2780.55ドル、為替は1$110円69銭前後の値動きで推移しております。