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2021/06/30

【金相場】29日のNY金相場は、週末の米雇用統計が注目される中、ドル高・ユーロ安に伴う割高感などが重しとなり3営業日ぶりに反落。中心限月の8月限は1トロイオンス1763.60ドル(-17.10ドル)と、マイナス圏に反転して取引きを終了。朝方は、米長期金利の上昇を受けてドル高・ユーロ安が進行。ドル建ての金商品は割高感から売られ軟調となった。また、6月の米消費者信頼感指数は、予想よりも大幅に上昇し、新型コロナウイルスがパンデミック(世界的大流行)となってからの最高を記録。景気や雇用に対する楽観が強まったほか、週末の米雇用統計を控えた手仕舞い売りも出やすかった。ただ、金利の落ち着きを眺めてドルが軟化すると、金は終盤にかけてじりじりと下げ幅を縮める展開となった。

国内の金相場は、軟調なNY相場や為替要因からマイナス圏での値動きとなり続落。買取ベースでは1gあたり6,829円(-68円)と、値を下げる展開となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

06/30  6,829円 (-68円)

06/29  6,897円 (-28円)

06/28  6,925円 (+10円)

06/25  6,915円 (-21円)

06/24  6,936円 (+13円)

06/23  6,923円 (+12円)

06/22  6,911円 (+49円)

06/21  6,862円 (-30円)

06/18  6,892円 (-158円)

06/17  7,050円 (-100円)

10日間の金相場平均価格:6,914円/g



【パラジウム相場】29日のNYパラジウム相場は、ドル高の進行や前日の急騰に対する利確売りに押され反落。中心限月の9月限は1トロイオンス2681.20ドル(-18.20ドル)と、マイナス圏に反転して取引きを終了。外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進んだ事を受け、この日のパラジウム相場は時間外取引より小安く推移し安寄りした。また、前日には節目の2700ドル圏内まで急騰していた事もあって、一部で利益確定を目的とした売りが出やすかったほか、金やプラチナなど他貴金属の下げを眺めてパラジウムも軟調となった。その後、発表された米国経済指標(6月米消費者景気信頼感指数)が、予想を上回る好調な結果となった事で買い戻しの動きに繋がり、ジリジリと下げ幅を縮小する展開となった。

国内のパラジウム相場は、引け後に買い戻されたNY相場高を映し上伸。買取では1gあたり10,384円(+22円)と、上げ幅を拡大し、前日同様に17日相場以来およそ2週間ぶりの高値となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

06/29  10,362円 (+126円)

06/28  10,236円 (-5円)

06/25  10,241円 (+132円)

06/24  10,109円 (+181円)

06/23  9,928円 (-44円)

06/22  9,972円 (+292円)

06/21  9,680円 (±0円)

06/18  9,680円 (-1128円)

06/17  10,808円 (+176円)

06/16  10,632円 (+28円)

10日間のパラジウム相場平均価格:10,140円/g


11:00現在の金相場は1トロイオンス1770.65ドル、パラジウムは2696.80ドル、為替は1$110円48銭前後の値動きで推移しております。