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2021/07/07
【金相場】連休明け6日のNY金相場は、ドル高進行に押される場面もあったが、米長期金利の低下に支えられ4営業日続伸。中心限月の8月限は1トロイオンス1794.20ドル(+10.90ドル)と、堅調地合いが継続し、終値では6月17日相場以来およそ3週間ぶりの高値で取引きを終了。米長期金利の指標となる10年物国債利回りは午前中に1.3%台へ大幅低下。相対的に金商品への投資妙味が高まり、相場は一時1800ドル台を突破し、1815.70ドルまで急伸した。ただ、この日の外国為替市場は、ドイツのZEW景気期待指数が予想を下回ったことを受けたドル高・ユーロ安の流れが継続。ドル建ての金は次第に上値を抑えられる展開となった。市場は7日に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に関心が高まっている。
国内の金相場は、NY市場では買いが継続し約3週間ぶりの高値で引けるも、為替が円高に傾斜した事から上げを相殺し小反落。買取ベースでは1gあたり6,972円(-5円)と、横ばい圏ながら小幅安に振れ、5営業日ぶりに反落となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
07/07 6,972円 (-5円)
07/06 6,977円 (+12円)
07/05 6,965円 (+11円)
07/02 6,954円 (+60円)
07/01 6,894円 (+65円)
06/30 6,829円 (-68円)
06/29 6,897円 (-28円)
06/28 6,925円 (+10円)
06/25 6,915円 (-21円)
06/24 6,936円 (+13円)
10日間の金相場平均価格:6,926円/g
【パラジウム相場】連休明け6日のNYパラジウム相場は、テクニカル要因から買いが膨らみ一段高を付けるも、その後はリスクオフの流れから売られ上げ幅を縮小。中心限月の9月限は1トロイオンス2796.10ドル(+3.60ドル)と、横ばいながら小幅続伸し、終値では6月16日相場(約3週間)ぶりの高値で取引きを終了。この日のパラジウムは、ドル安を背景に時間外取引きのアジア市場より買いが先行し堅調に推移。また、テクニカルな買いも膨らみ節目の2800ドルを突破すると上げ幅を拡大し、相場は一時2883ドルと5月19日相場(約2ヵ月)ぶりの高値水準まで急騰した。しかし、日中取引きに入ると原油や株式の下げからリスクオフの流れが進んだ事で、パラジウムも売りに反転し上値追いが一服。ドル高・ユーロ安に振れた事も圧迫材料となり、結局前営業日の終値水準まで戻して引けた。
国内のパラジウム相場は、海外相場の時間外取引きでの下げや円高要因から値を下げ反落。買取では1gあたり10,775円(-165円)と、3営業日ぶりにマイナスサイドに転じ、前日記録した約1ヵ月ぶり(6月3日相場来)の高値から一服となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
07/07 10,775円 (-165円)
07/06 10,940円 (+83円)
07/05 10,857円 (+82円)
07/02 10,775円 (-5円)
07/01 10,780円 (+396円)
06/29 10,362円 (+126円)
06/28 10,236円 (-5円)
06/25 10,241円 (+132円)
06/24 10,109円 (+181円)
06/23 9,928円 (-44円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,546円/g
11:20現在の金相場は1トロイオンス1806.70ドル、パラジウムは2796.35ドル、為替は1$110円45銭前後の値動きで推移しております。