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2021/07/14

【金相場】13日のNY金相場は、米インフレ指標の上振れを受けた売り買いが一巡した後は、長期金利の落ち着きを眺めてプラス圏でもみ合う展開となり反発。中心限月の8月限は1トロイオンス1809.90ドル(+4.00ドル)と、前日の下げをほぼ埋めて、約1ヵ月ぶりの高値水準に再浮上して取引きを終了。取引き序盤にかけては1818ドルまで上昇するなど買いが先行した。その後、朝方発表された消費者物価指数(CPI)は前年同月比5.4%上昇と、12年10カ月ぶりの大幅な伸びとなった事を受け、ドルの値動きを眺めて金相場は売り買いが交錯し、この日の安値1798.70ドルと、高値の1818.00ドルのレンジで上下した。ただ、その後は米連邦準備制度理事会(FRB)に金融緩和策の早期縮小を迫るほどの内容ではないとの見方が台頭し、米国長期金利が軟化する中、金利を生まない資産である金商品の支えとなり、そのままプラス圏で引けた。

国内の金相場は、横ばい圏ながら小幅高で引けたNY相場を映し3日続伸。買取ベースでは1gあたり7,014円(+7円)と、直近高値を上抜いて、6月17日相場以来およそ1ヵ月ぶりの高値となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

07/14  7,014円 (+7円)

07/13  7,007円 (+7円)

07/12  7,001円 (+40円)

07/09  6,961円 (-46円)

07/08  7,007円 (+35円)

07/07  6,972円 (-5円)

07/06  6,977円 (+12円)

07/05  6,965円 (+11円)

07/02  6,954円 (+60円)

07/01  6,894円 (+65円)

10日間の金相場平均価格:6,975円/g



【パラジウム相場】13日のNYパラジウム相場は、ドル高の進行や前日の急騰に対する利確売りに押され反落。中心限月の9月限は1トロイオンス2832.50ドル(-26.80ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、欧州株の上値の重さや、6月の米CPIの発表を控え、時間外取引きでは売りが先行し安寄りした。また、前日には約1ヵ月ぶり(6月2日相場来)の高値を更新するなど一段高となった事から、一部で利益を確定する動きも出やすく軟調となった。その後、発表された消費者物価指数(CPI)が堅調な結果となった事から、外国為替市場ではドル買いが進行。ドル建てのパラジウムは他貴金属同様に割高感が意識された事で相場を圧迫された。ただ、金の反発や、長期金利の落ち着きを眺め、安値圏では押し目買いも入る展開なった。

国内のパラジウム相場は、ドル高や利確売りに押されたNY相場を映し反落。買取では1gあたり10,956円(-39円)と、マイナス圏での値動きとなりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

07/14  10,956円 (-39円)

07/13  10,995円 (+171円)

07/12  10,824円 (-11円)

07/09  10,835円 (-187円)

07/08  11,022円 (+247円)

07/07  10,775円 (-165円)

07/06  10,940円 (+83円)

07/05  10,857円 (+82円)

07/02  10,775円 (-5円)

07/01  10,780円 (+396円)

10日間のパラジウム相場平均価格:10,876円/g


11:20現在の金相場は1トロイオンス1814.55ドル、パラジウムは2841.60ドル、為替は1$110円54銭前後の値動きで推移しております。