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2021/07/19

【金相場】週末16日のNY金相場は、長期金利やドルの上昇、利益確定目的の売りに押され4営業日ぶりに反落。中心限月の8月限は1トロイオンス1815.00ドル(-14.00ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。なお、週間では0.24高と、4週連続プラスでの越週となった。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は前日まで2日間にわたる議会証言で、最近のインフレ高進について「一時的」との見解を堅持。これを受け、当面は物価が高止まりするとの見方が強まり、インフレヘッジとしての側面から金商品は物色されていた。しかし、16日は米長期金利が持ち直し、これが対ユーロでのドル買いを支援。金相場は割高感に押され、早朝にかけてジリ安となった。朝方発表された6月の米小売売上高は市場予想に反して2カ月ぶりにプラスに転換。5月分が下向きに改定されたことで前日清算値付近に戻す場面があったものの、週末を控え利益を確定する持ち高調整売りが出た事で、結局マイナス圏で取引きを終えた。

国内の金相場は、4営業日ぶりに反落した週末のNY相場を映し6営業日ぶりに反落。買取ベースでは1gあたり7,005円(-43円)と、前日に付けた約1ヵ月ぶりの高値から値を落とし上値追い一服となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

07/19  7,005円 (-43円)

07/16  7,048円 (+9円)

07/15  7,039円 (+25円)

07/14  7,014円 (+7円)

07/13  7,007円 (+7円)

07/12  7,001円 (+40円)

07/09  6,961円 (-46円)

07/08  7,007円 (+35円)

07/07  6,972円 (-5円)

07/06  6,977円 (+12円)

10日間の金相場平均価格:7,003円/g



【パラジウム相場】週末16日のNYパラジウム相場は、リスク回避姿勢やドル高を背景に売られ4日続落。中心限月の9月限は1トロイオンス2637.30ドル(-92.00ドル)と、調整地合いが継続して取引きを終了。なお、週間では4週ぶりにマイナスで越週となった。この日のパラジウムは、アジアや欧州株の軟調さを受けて時間外取引きより売りが先行した。一方、前日の下げを受けた安値拾いや、発表された米国の小売売上高が予想に反して2ヵ月ぶりにプラスに転換した事などから、日中取引きでは買い優勢に転じる場面もあったが、ドル高の進行や、金、銀の軟化、米国株の下げも弱材料となり、相場を圧迫される展開となった。

国内のパラジウムは、調整地合いとなた週末のNY相場を映し4日続落。買取では1gあたり10,225円(-363円)と、マイナス圏での値動きとなりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

07/19  10,588円 (-258円)

07/16  10,588円 (-258円)

07/15  10,846円 (-110円)

07/14  10,956円 (-39円)

07/13  10,995円 (+171円)

07/12  10,824円 (-11円)

07/09  10,835円 (-187円)

07/08  11,022円 (+247円)

07/07  10,775円 (-165円)

07/06  10,940円 (+83円)

10日間のパラジウム相場平均価格:10,801円/g


13:05現在の金相場は1トロイオンス1822.55ドル、パラジウムは2646.10ドル、為替は1$109円96銭前後の値動きで推移しております。