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2021/08/10
【金相場】週明け9日のNY金相場は、米量的緩和の早期縮小観測を背景とした売りが継続し3営業日続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1726.50ドル(-36.60ドル)と、売り優勢で取引きを終了。前週末6日に発表された7月の米雇用統計は、景気動向を反映する非農業部門就業者数の伸びが市場予想平均を上回り、失業率も大きく低下。これを受け、米連邦準備制度理事会(FRB)による量的緩和縮小の開始時期が近づいているとの観測が広がり、引き続き金利を生まない資産である金商品の相場を圧迫した。一方、その後は外国為替市場でドル買い・ユーロ売りの流れが鈍化したことを眺め買い戻しが入り、下げ幅を縮小。相場は1700ドル台前半で小動きとなった。
国内の金相場は、引き続き軟調となった週明けのNY市場を映し続落。買取ベースでは1gあたり6,723円(-234円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
08/10 6,723円 (-234円)
08/06 6,957円 (-19円)
08/05 6,976円 (+38円)
08/04 6,938円 (-20円)
08/03 6,958円 (-36円)
08/02 6,994円 (-26円)
07/30 7,023円 (+46円)
07/29 6,977円 (+33円)
07/28 6,944円 (-21円)
07/27 6,965円 (-25円)
10日間の金相場平均価格:6,946円/g
【パラジウム相場】週明け9日のNYパラジウム相場は、夏季休暇などで市場参加者が少ない中、早期利上げ観測や株安などから売り優勢となり続落。中心限月の9月限は1トロイオンス2602.10ドル(-28.00ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。前週末の米雇用統計が予想以上に良好な内容となった事から、米国の早期利上げ観測が台頭し長期金利が上昇。加えて、米国株が軟調となった事や、他貴金属の下げも意識され、パラジウムも序盤より売り優勢となった。一方、ドル高が一服した事や、株価の持ち直しを眺めて、パラジウムも一部買い戻しが入り、売り一巡後は底堅い展開となった。
国内のパラジウム相場は、売り優勢となった週明けのNY相場を映しマイナス圏へ反転。買取では1gあたり10,060円(-121円)と、3営業日ぶりに値を下げ反落となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
08/10 10,060円 (-121円)
08/06 10,181円 (+17円)
08/05 10,164円 (+49円)
08/04 10,115円 (-154円)
08/03 10,269円 (+39円)
08/02 10,230円 (+60円)
07/30 10,170円 (+44円)
07/29 10,126円 (+105円)
07/28 10,021円 (-176円)
07/27 10,197円 (-116円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,153円/g
12:00現在の金相場は1トロイオンス1743.80ドル、パラジウムは2616.75ドル、為替は1$110円37銭前後の値動きで推移しております。