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2021/08/11
【金相場】10日のNY金相場は、値頃感や押し目買いなどから反発し上昇。中心限月の12月限は1トロイオンス1731.70ドル(+5.20ドル)と、4営業日ぶりにプラス圏に転じて取引きを終了。前週末6日発表の米雇用統計が堅調な内容だったことを受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)が現行の金融政策を見直し、量的緩和縮小を早期に開始するとの観測が台頭。金利を生まない資産である金は相場を圧迫され、過去3営業日は調整地合いとなっていた。その反動から、この日は値頃感があ意識されたほか、安値圏では押し目買いや、ポジション調整の買い戻しが活発化。相場は一時1739.40ドルを付ける場面もあった。翌11日に米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、取引終盤は様子見ムードが広がり、値動きは限られたが堅調を維持する展開となった。
国内の金相場は、NY相場では4営業日ぶりに上昇するも、時間外取引きの下げから上げ幅を消化されマイナス圏へ。買取ベースでは1gあたり6,710円(-13円)と、3日続落となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
08/11 6,710円 (-13円)
08/10 6,723円 (-234円)
08/06 6,957円 (-19円)
08/05 6,976円 (+38円)
08/04 6,938円 (-20円)
08/03 6,958円 (-36円)
08/02 6,994円 (-26円)
07/30 7,023円 (+46円)
07/29 6,977円 (+33円)
07/28 6,944円 (-21円)
10日間の金相場平均価格:6,946円/g
【パラジウム相場】10日のNYパラジウム相場は、米議会上院が1兆ドル規模の超党派のインフラ投資法案を可決した事で、米国株が過去最高値を再更新するなど投資家心理の改善を背景に買いが強まり反発。中心限月の9月限は1トロイオンス2650.00ドル(+47.90ドル)と、前2営業日の下げをほぼ埋め戻し、5日相場(2655.10ドル)と約1週間ぶりの高値に戻して取引きを終了。この日のパラジウム相場は、時間外取引きのアジア市場では値頃感や押し目買いが入り上昇した。その後、欧州時間に入ると利確売りに押され、一時2592ドルまで値を落とす場面もあった。しかし、日中取引きでは前2営業日の下げに対する反動から安値拾いが入ったほか、米議会上院では5年で約1兆ドル(約110兆円)をインフラ投資に充てる法案を賛成多数で可決された事で、経済回復への先行き期待などから投資家心理が改善。株価が軒並み最高値を更新するなど堅調となった事も、パラジウムの買い材料となり急反発となった。
国内のパラジウム相場は、急反発したNY相場を映し買い優勢の展開に。買取では1gあたり10,214円(+154円)と、前日の下げを埋め戻し、3日相場(10,269円)以来およそ1週間ぶりの高値となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
08/11 10,214円 (+154円)
08/10 10,060円 (-121円)
08/06 10,181円 (+17円)
08/05 10,164円 (+49円)
08/04 10,115円 (-154円)
08/03 10,269円 (+39円)
08/02 10,230円 (+60円)
07/30 10,170円 (+44円)
07/29 10,126円 (+105円)
07/28 10,021円 (-176円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,155円/g
10:50現在の金相場は1トロイオンス1732.60ドル、パラジウムは2649.85ドル、為替は1$110円66銭前後の値動きで推移しております。