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2021/08/20

【金相場】19日のNY金相場は、対ユーロでのドル高を背景に売り優勢となり小幅ながら3日続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1783.10ドル(-1.30ドル)と、横ばい圏ながらマイナス圏で取引きを終了。前日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、大半の参加者がテーパリング(量的緩和縮小)の年内開始を「適切」と考えていることが明らかになった。これを受けて、外国為替市場では対ユーロでドル高が進行。ドル建てで取引される金商品の割高感が意識され、金は売りが先行した。また、朝方発表された新規失業保険申請件数が市場予想よりも良好な内容となったことも圧迫材料となったが、新型コロナウイルスの新規感染が世界的に拡大する中、リスク回避の動きから安全資産としての金を買う動きもあり、下値は限定的だった。

国内の金相場は、NY相場が小幅安で推移した事を映しマイナス圏へ反転。買取ベースでは1gあたり6,873円(-27円)と、5営業日ぶりに値を下げ、約2週間ぶりの高値から反落となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

08/20  6,873円 (-27円)

08/19  6,900円 (+19円)

08/18  6,881円 (+20円)

08/17  6,861円 (+10円)

08/16  6,851円 (+141円)

08/11  6,710円 (-13円)

08/10  6,723円 (-234円)

08/06  6,957円 (-19円)

08/05  6,976円 (+38円)

08/04  6,938円 (-20円)

10日間の金相場平均価格:6,867円/g



【パラジウム相場】19日のNYパラジウム相場は、ドル高の進行や、自動車メーカーの減産報道、リスク回避姿勢の強まりから売られ4営業日続落。中心限月の9月限は1トロイオンス2297.90ドル(-125.40ドル)と、調整地合いが継続して取引きを終了。米連邦準備理事会(FRB)が前日公表した7月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で、年内のテーパリング(量的緩和の縮小)が示唆された事を受け、外国為替市場ではドルがユーロなど主要通貨に対して上昇。ドル建ての国際商品先物が全般に売られパラジウムも序盤より軟調となった。また、金融引き締めによって商品市場への資金流入が細るとの見方や、新型コロナウイルスのデルタ変異株の急速な感染拡大で投資家の不安が高まっているほか、感染拡大の影響などで部品供給不足となり、トヨタ自動車が前日に大幅な減産を公表した事や、最近の予想より弱い米・中の経済指標で世界経済の回復停滞への警戒感も意識され、リスク回避姿勢の強まりからパラジウムも相場を圧迫され、引き続き調整地合いの展開となった。

国内のパラジウムは、引き続き調整地合いとなり軟調となったNY相場を映しマイナス圏での値動きに。買取では1gあたり8,932円(-424円)と、5営業日続落となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

08/20  8,932円 (-424円)

08/19  9,356円 (-302円)

08/18  9,658円 (-292円)

08/17  9,950円 (-154円)

08/16  10,104円 (-110円)

08/11  10,214円 (+154円)

08/10  10,060円 (-121円)

08/06  10,181円 (+17円)

08/05  10,164円 (+49円)

08/04  10,115円 (-154円)

10日間のパラジウム相場平均価格:9,873円/g


11:40現在の金相場は1トロイオンス1785.30ドル、パラジウムは2312.85ドル、為替は1$109円69銭前後の値動きで推移しております。