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2021/08/23

【金相場】週末20日のNY金相場は、新型コロナウイルス感染拡大への警戒感が広がる中、4日ぶりに値を上げ反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1784.00ドル(+0.90ドル)と、横ばい圏ながら小幅高で取引きを終了。新型コロナ変異株「デルタ株」の新規感染者が世界的に急増し、これに伴うロックダウンや行動規制措置の強化や延長などで、世界経済の成長が減速するとの懸念が台頭。先行き不透明感からリスク投資意欲が後退し、質への逃避先として金は買われやすい展開となった。ただ、外国為替市場では朝方、米量的緩和縮小の前倒し観測を背景にドルが対ユーロで堅調に推移し、ドル建てで取引される金は上値を重くするも、ドル高が一服すると再度買い戻しが入り、結局プラス圏を維持して取引きを終えた。

国内の金相場は、横ばい圏ながら小幅安で推移し続落。買取ベースでは1gあたり6,863円(-10円)と、値を下げる展開となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

08/23  6,863円 (-10円)

08/20  6,873円 (-27円)

08/19  6,900円 (+19円)

08/18  6,881円 (+20円)

08/17  6,861円 (+10円)

08/16  6,851円 (+141円)

08/11  6,710円 (-13円)

08/10  6,723円 (-234円)

08/06  6,957円 (-19円)

08/05  6,976円 (+38円)

10日間の金相場平均価格:6,860円/g



【パラジウム相場】週末20日のNYパラジウム相場は、部品不足から自動車製造の減産見通しが材料となったほか、新型コロナのデルタ株まん延による景気減速への警戒感が意識され調整地合いが継続。中心限月の9月限は1トロイオンス2276.50ドル(-21.40ドル)と、5営業日続落して取引きを終了。このところの連日の下げに対する値頃感から、時間外取引きでは安値拾いの買いが入り高寄りした。しかし、新型コロナのデルタ型の感染急拡大で、アジアを中心に世界各地で行動規制を強める動きが広がり投資家心理が冷え込む中、パラジウムは次第に相場を圧迫された。また、半導体や部品不足から自動車生産に影響が出ている事や、原油安、ドル高の進行も重しとなった。ただ、売り過剰感が意識されたほか、米国株が堅調となった事で、下値を買い支える動きもあった。

国内のパラジウム相場は、引き続き軟調となった週末のNY相場を映しマイナス圏での値動きに。買取では1gあたり8,844円(-88円)と、調整地合いが継続し6営業日続落となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

08/23  8,844円 (-88円)

08/20  8,932円 (-424円)

08/19  9,356円 (-302円)

08/18  9,658円 (-292円)

08/17  9,950円 (-154円)

08/16  10,104円 (-110円)

08/11  10,214円 (+154円)

08/10  10,060円 (-121円)

08/06  10,181円 (+17円)

08/05  10,164円 (+49円)

10日間のパラジウム相場平均価格:9,746円/g


15:50現在の金相場は1トロイオンス1791.70ドル、パラジウムは2317.40ドル、為替は1$109円97銭前後の値動きで推移しております。